15年度設備工事受注4.7%増加 民間「管工事」6年連続増
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国土交通省がまとめた2015年度の設備工事3業種(電気・管・計装工事の各主要20社)の受注額は、前年度比4.7%増と、14年度(0.4%減)から再び増加に転じた。「管工事」は6年連続の増加、「計装工事」は5年連続の増加となった。民間の管工事は14年度同様、堅調に増加して6年連続増、官公庁の管工事は前年に引き続き減少した。
設備工事3業種の各主要20社の受注総額は、11年度に前年度比6.2%増と低迷に終止符を打ち、翌12年度は3.4%増、13年度は12.9%増と大きく回復。14年度は0.4%の微減とやや停滞したが、15年度は4.7%増の3兆1347億円と再び盛り返した。
官公庁工事は6.9%減の3595億円で14年度(7.5%減)に続いて低迷したが、民間工事が6.4%増の2兆7752億円で14年度(0.7%増)から増加幅を広げて5年連続の増加となり、全体を押し上げた。
設備工事別にここ数年の推移をみると、「管工事」は10年度に0.4%増と増加に転じ、11年度6.3%増、12年度1.6%増、13年度9.1%増、14年度0.6%増と推移し、15年度は3.0%増の1兆3569億円、6年連続の増加となった。官公庁管工事は14年度(16.0%減)に続き、3.0%減の1752億円と振るわなかったものの、主力の民間管工事が14年度(3.8%増)に続き、3.9%増の1兆1817億円と堅調な伸びを示した。
管材新聞 2016年6月22日 第1670号より抜粋
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