昨年のエアコン国内出荷家庭用増加に転じる 業務用は引き続き低迷
公開日:
:
業界ニュース

2016年(暦年)のルームエアコン(家庭用エアコン)の国内出荷台数は前年比3.1%増と14年(前年比5.7減)、15年(同4.7%減)と2年続いた減少に歯止めがかかった。パッケージエアコン(業務用エアコン)は0.2%の微減となり、15年(同4.9%減)に続き低迷した。
日本冷凍空調工業会が冷凍空調機器出荷実績としてまとめたもので、ルームエアコンは前年比3.1%増の835万1500台とやや盛り返した。ルームエアコンは10年に前年比22%増と長期低迷に終止符をうち、11~13年微増のあと、14年に前年割れとなり、15年も低迷していた。
パッケージエアコンは1.2%減の79万3825台。10年で前年比13%増と増加に転じたあと、11年28%増、12年・13年微増、14年も順調に推移したが、15年には前年実績を下回り、16年は引き続き低迷した。
家庭用ヒートポンプ給湯機は3.4%増の42万619台で、4年連続減少から増加に転じた。ガスエンジンヒートポンプエアコン(セット数)は5.4%増の3万1698台で、15年(4.3%減)から好転した。
チリングユニットは1.2%増の1万2822台。10年に23%増と減少に歯止めがかかったあと、11年42%の大幅増、12年17%増、13年6%増、14年7%増と伸び、15年に4.6%減とペースダウンしたが、16年ではやや盛り返した。
機種別では、水冷式(2.9%減)が振るわず、空冷式ヒートポンプ(2.2%増)と空気式冷房専用(2.4%増)が堅調だった。
ファンコイルユニットは6.1%減の7万7424台で、3年連続して減少した。エアハンドリングユニットは1.3%減の増の1万6838台で、2年連続増から減少した。
全熱交換器は7.6%減の11万89台。14年9.1%増のあと、15年に9.6%減と大きく後退し、16年も伸び悩んだ。うち業務用は8.1%減の107469台、設備用は17.4%増の2620台であった。
管材新聞 2017年3月15日 第1696号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
水生活製作所 独のデザイン賞受賞
水生活製作所(旧社名 早川バルブ製作所)の屋外水回り製品2品がこのほど、世界三大デザイン賞とされる独
-
-
7~9月期中小企業 業況やや持ち直し
中小企業庁はこのほど、第145回中小企業景況調査(2016年7~9月期)の結果を公表した。それによる
-
-
クリナップ 料理で認知症予防 全3回セミナー受付開始
クリナップは認知症予防について“作って学べる”セミナーを「クリナップ・キッチンタウン・東京」(新宿シ
-
-
4月新設住宅着工、5カ月ぶり減 持家7カ月連続増ながら分譲住宅9カ月ぶり減 貸家8カ月連続減
国土交通省が発表した4月の新設住宅着工戸数は、前年同月比5.7%減(5カ月ぶり減)の7万9389戸と
-
-
昨年のエアコン国内出荷家庭用、業務用とも好調
日本冷凍空調工業会がこのほどまとめた2018年(1~12月)のルームエアコン(家庭用エアコン)の国内
-
-
モノタロウ 防藻・耐圧ホース PB商品で低価格を実現
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ)は、ポリ塩化ビニル製の防藻層が、ホース内
-
-
2月度産業機械 ポンプ受注31.2%増 外需倍増、非製造業と官公需が増 産業機械全体では2カ月連続減
日本産業機械工業会がまとめた2月の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注額は、前年同月比31
-
-
2014年度産業機械 ポンプ受注0.3%増 内需0.7%減、外需3.2%増 産業機械全体では2年連続増
日本産業機械工業会がまとめた2014(平成26)年度の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注
-
-
テンプHD子会社 建設現場の女性リーダーを育成
テンプスタッフキャリアコンサルティングは、国土交通省から「建設業における女性の更なる活躍に向けた研修
-
-
大企業の行動意識 国内の有形固定資産投資に注力
日本政策投資銀行は、大企業の全国設備投資計画調査に付随して「広義の投資」についての企業行動の意識調査






