PVCデザインアワード2014 大賞に色つきラップと簡易飲料水タンク
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PVCデザインアワード実行委員会(PVC6団体で構成)は11月16日、今年5月から募集した「PVCデザインアワード2015」の表彰式を東京都千代田区の如水会館で行った。今回は大賞として「日立ラップ・ブルータイプ」(日立化成)と「テトラサーバー」(ナショナルマリンプラスチックノリノリデザインプロジェクトチーム。梶本デザインオフィスが協力)が選ばれた。
同コンテストはPVC関連6団体(東日本プラスチック製品加工協同組合、中日本プラスチック製品加工協同組合、西日本プラスチック製品加工協同組合、日本ビニール商業連合会、日本ビニル工業会、塩ビ工業・環境協会)が共同で2011年に「塩ビものづくりコンテスト」として開始し、今回で5回目。PVCの中でも、柔軟性をもち・加工性・印刷性・透明性などに優れる軟質塩ビの特徴を活かした独創性や実用性にあふれる「デザイン提案」と「製品」を募集・選定・表彰して業界の活性化と発展を図るもの。今回は「安心・安全・快適」をテーマに募集した。
デザイン提案部門(国内外未発表のソフトPVCを使用する提案)に186作品、製品部門(国内で流通している既存のソフトPVC製品や中間加工素材および試作品、販売後5年以内の製品で、中間素材の場合は仕様製品を明示する)に86製品の応募があり(9月末締切)、これらについて同等の対象として一次審査を行い、それを通過した優れた作品提案について協力会社がプロトタイプを制作し、製品での応募作品とともに評価し、優秀作品を選考した。
審査結果によると、大賞として食品ラップ「日立ラップ・ブルータイプ」(伸縮性・強度・粘着性などPVCラップの特徴を活かし、着色して万一食品に混入した場合にも発見しやすくしたこと、色を変えることで食品の仕分けに配慮したことが特長)と「テトラサーバー」(発災時の避難所用水タンク。大人2人で容易に運べる可搬性、本体に足などで体重をかけることで水を押し出す利便性などに配慮)が選ばれた。
このほか、優秀賞3点、入賞17点が表彰され、審査過程やプロトタイプ製造に協力した企業9社に感謝状が贈られた。また、今回初めての試みとして実行委員会構成団体のうち2団体から審査員特別賞(奨励賞)が4作品に贈られた。
管材新聞 2015年12月9日 第1651号より抜粋
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