ブリヂストン サイホン排水システム 水まわりの設計自由度が向上
ブリヂストンは、水が落ちることで引く力が発生するサイホンの原理を利用した新しい排水システム「スマートサイホン」を長谷工コーポレーションと共同開発した。マンションの床下空間を低く設計でき、台所や浴室等の水回りの配置の自由度が向上するという。
プレスリリース:http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2016112101.html
来年2月から発売する野村不動産の大規模分譲マンション「プラウドシティ武蔵野三鷹」(東京都武蔵野市、全334邸)が、一般住宅物件としては世界で初めて同製品を採用した。設計・施工は長谷工コーポレーションが担当する。
従来の排水システムでは、水回りを排水立て管の近くに配置する、水回り部分のスラブを下げる、といった制約があったが、同製品を用いることで排水管を無勾配化・小口径化でき、水回りの設置可能範囲を大幅に拡大。排水勾配の取りにくい集合住宅でもキッチンレイアウトの自由度を高められる。
単純なバリエーションを超えたセレクトプランの提供だけでなく、リフォーム時には家族構成の変化や介護対応など、ライフスタイルに合わせた間取り変更も容易となる。
管材新聞 2017年1月11日 第1689号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
新郊パイプ工業 溶接レス工法による漏れない配管接合継手が好評
フォークリフトの油圧配管や自動車用シートのフレーム製造を主に手掛ける新郊パイプ工業(本社・名古屋市)
-
-
住宅リフォーム 昨年の市場やや縮小 19年は再び拡大見通し
矢野経済研究所(社長水越孝氏)の国内住宅リフォーム市場の調査結果によると、2018年の住宅リフォーム
-
-
水道管の耐震化 14年度末 全国平均36%
厚生労働省がこのほどまとめた2014年度末(15年3月末)時点の水道管耐震適合率は全国平均で36.0
-
-
10月度産業機械 ポンプ受注15.0%増 民需・官公需・外需とも増 産業機械全体では3カ月ぶり増
日本産業機械工業会がまとめた10月の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注額は、前年同月比1
-
-
16年度上期建設工事受注 前年度比4%増 土木工事が好調
国土交通省の建設工事受注動態統計調査による2016年度上半期(4~9月)の建設工事受注額は、前年同期
-
-
産総研 路面掘削せず水道管の腐食リスクを推定
産業技術総合研究所(産総研)地圏資源環境研究部門の物理探査研究グループ・神宮司元治主任研究員はこのほ
-
-
中小製造業の投資意欲増大傾向続く
日本政策金融公庫(日本公庫)がこのほどまとめた中小製造業設備投資動向調査結果によると、2019年度に
-
-
2015年主要管材生産
主要管材製品の2015年(暦年)の生産実績(経済産業省機械統計ほか)は、ポンプがまずまずの水準を維持
-
-
建機需要 19年度2兆4902億円、2%増 国内増、輸出堅調
日本建設機械工業会(建機工)はこのほど、建設機械需要の2018年度見込および19年度予測(本体出荷金
-
-
「鋼管技術研究会」設立
JFEスチール、JFE継手、シーケー金属、第一高周波工業、リケン、レッキス工業の6社はこのほど、配管