LIXILの子会社が破綻 債務保証は330億円
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業界ニュース
建築材料・住宅設備機器の最大手LIXILは、中国の子会社が破綻したことで、債務保証330億円の計上を迫られています。
◇株式会社LIXIL
http://www.lixil.co.jp/
株式会社LIXILは2011年、トステム・INAX・新日軽・東洋エクステリア・サンウエーブ工業が合併してできた企業です。
そのLIXILは2013年、ドイツの大手水栓器具メーカーであるグローエを約3800億円で買収。今回破綻したグローエグループの子会社「ジョウユウ」は、中国国内に4000店以上の販売網を持つ、中国最大の衛生陶器メーカーです。LIXILから見ると孫会社の位置づけとなります。
◇グローエジャパン株式会社
http://www.grohe.com/jp/
グローエ(Grohe AG)はドイツの水栓メーカー。世界の衛生器具市場でのシェアは約8%。
LIXILグループは5月22日、ジョウユウがドイツ・ハンブルクの地方裁判所に破産手続き開始を申し立てると発表。債務超過状態にあるとして破産手続き入りを決めました。
ジョウユウはかねてより多額の簿外の債務があり、しかも不正会計処理を行うことで経営の実態を取り繕っていた模様です。
ジョウユウ破綻の理由
- 不正な経理処理
- 巨額の簿外債務を抱えていた(LIXILが買収する以前から)
それに伴いLIXILは、2015年3月期の純利益を大幅に下方修正することになるようです。
参考
http://thepage.jp/detail/20150615-00000008-wordleaf
http://diamond.jp/articles/-/73148
LIXIL – ウィキペディア
グローエ – Wikipedia
PC
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