今年度 白物家電微減見通し ルームエアコンも横ばい
公開日:
:
業界ニュース
日本電機工業会(JEMA)がこのほど明らかにした2018年度の電気機器の生産見通しのうち、白物家電の国内生産額は前年度比0.1%減の1兆9114億円となった。
18年度の白物家電機器は、買い替え需要を主体としており、少人数・高齢世帯の増加、ライフスタイルの変化などの消費者ニーズを捉えた製品を中心に堅調に推移する見通し。主要製品別にみると、ルームエアコンは0.3%減(5674億円)、電気冷蔵庫は0.5%減(2753億円)、電気洗濯機は0.9%増(743億円)、電気掃除機は0.8%減(425億円)、電気がまは0.6%減(802億円)で、以上5品目以外はごく微増(8717億円)となっている。
18年度の国内は1.2%減の2兆3436億円としている。
買い替え需要に加え、省エネ・高付加価値製品に対する関心が継続し、堅調に推移するとみている。主要製品別にみると、天候を平年並みとし、前年度の水準が高かったルームエアコンは4.6%減(6803億円)、電気冷蔵庫は0.9%増(4380億円)、電気洗濯機は1.5%増(3404億円)、電気掃除機横ばい(1052億円)、ジャー炊飯器は1.2%増(1167億円)とし、以上5品目以外は0.6%増(6630億円)を見通している。
一方、17年度の生産実績見込みとしては1.3%増の1兆9140億円とした。
消費者の省エネ・高付加価値製品に対する関心が継続したことから堅調に推移した。主要製品別にみると、ルームエアコンは1.0%増(5689億円)、電気洗濯機は0.7%増(736億円)、電気冷蔵庫は3.7%増(2768億円)、電気掃除機は3.2%増(428億円)、電気がまは0.2%減(807億円)で、以上5品目以外は0.8%増(8712億円)。
17年度の国内出荷実績見込みは1.9%増の2兆3729億円と、3年連続で前年度を上回る見込み。
主要製品別にみると、西日本で昨夏やや暑かったことやこの冬の寒冷地における需要増などもあったルームエアコンは2.8%増(7132億円)、電気冷蔵庫は3.8%増(4421億円)、電気洗濯機は1.9%増(3353億円)、たて型(スティック型)が好調を維持しているもののキャニスター型が減少した電気掃除機は2.3%減(1052億円)、水準は高いもののインバウンド需要の落ち着きもあったジャー炊飯器は4.7%減(1181億円)で、以上5品目以外は1.8%増(6590億円)。
管材新聞 2018年4月4日 第1734号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
8月新設住宅着工、6カ月連続増 持家・貸家各4カ月連続増、分譲住宅も再び増
国土交通省が発表した8月の新設住宅着工戸数は、前年同月比8.8%増(6カ月連続増)の8万255戸とな
-
-
LIXIL バスルーム値上げ
LIXILは、一部の住宅用建材・設備のメーカー希望小売価格を10月1日受注分から2~20%程度値上げ
-
-
昨年度設備工事受注 続伸して6.5%増「管工事」9年連続増
国土交通省がこのほどまとめた2018年度の設備工事3業種(電気・管・計装工事の各主要20社)の受注額
-
-
配管工は1.7%不足 8職種全体傾向は75カ月連続不足 9月の建設労働需給
国土交通省がまとめた9月の建設労働需給調査結果によると、配管工の過不足率は前月(0.9%不足)から0
-
-
メタウォーター 米の上下水道エンジ買収
メタウォーターは、米国の上下水道エンジニアリング企業「Aqua-Aerobic Systems,In
-
-
日立ソリューションズ 住宅設備・資材卸向け販売管理ソリューションSaaS型 無償トライアル受付中
日立ソリューションズの「FutureStage SaaS型 住宅設備・資材卸向け販売管理ソリューショ
-
-
TOTO タイに新工場棟
TOTOは、タイ工場敷地内に、新たに衛生陶器生産工場を建設する。腰掛大便器・洗面器を中心とする衛生陶
-
-
17年の環境産業市場規模 過去最大の105兆円超 経済・雇用への影響増大
環境省はこのほど、環境産業の市場規模・雇用規模などの推計結果をまとめた「環境産業の市場規模・雇用規模
-
-
鋼管技術研究会 活動計画など発表
鋼管技術研究会(代表理事=JFEスチール鋼管企画部部長)はこのほど都内で第2回社員総会を開き、その際
-
-
大企業の行動意識 国内の有形固定資産投資に注力
日本政策投資銀行は、大企業の全国設備投資計画調査に付随して「広義の投資」についての企業行動の意識調査
PC
- PREV
- 17年大手建設50社受注 小幅ながら8年連続増
- NEXT
- アルミ配管設備工業会発足