今年度設備投資計画 大企業で4年連続増加
公開日:
:
業界ニュース
日本政策投資銀行がまとめた全国設備投資計画調査結果(資本金10億円以上の大企業、6月調査)によると、2015年度の国内設備投資は製造業が牽引し全産業で前年度比13.9%増の19兆2588億円と、4年連続の増加となりました。製造業では電子部品や自動車部品など成長分野での投資が大きく広がり、非製造業でも電力・ガス、運輸、不動産などのインフラ関連が堅調に推移するとしています。また製造業では研究開発、非製造業では人的資本への投資を重視するところが多い。
調査結果(有効回答大企業2203社)では、15年度の製造業の国内設備投資計画は7兆571億円、前年度比24.2%増と89年度以来の高い伸びとなりました。鉄鋼を除く主要業種で前年を上回ります。電気機械は、スマートフォンや車載向けの半導体、ディスプレイなどが増加、自動車はエコカー関連を中心とした新製品・製品高度化が牽引、一般機械は航空機や自動車向けの新製品・製品高度化が増加するとしています。
投資動機をみると、維持・補修のウェイトがやや低下する一方、新製品・製品高度化や研究開発などのより前向きな投資動機のウェイトが上昇します。
非製造業の15年度国内設備投資計画は12兆2018億円、前年度比8.7%増で、電力・ガス、運輸、不動産などのインフラ関連の投資が増加します。電力は安定供給などのための電源投資が増加、運輸は高速化・首都圏鉄道関連や物流施設が牽引、不動産は都心部大型開発案件などが増加するとしています。
管材新聞 2015年8月26日 第1640号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
LIXILの子会社が破綻 債務保証は330億円
建築材料・住宅設備機器の最大手LIXILは、中国の子会社が破綻したことで、債務保証330億円
-
-
積水化学 西日本の生産子会社再編「西日本積水工業」発足
積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは4月1日、将来的な需要構造の変化に対応すべく、西日本エリ
-
-
古林工業 鋼管製溶接継手を値上げ
「FKK印溶接継手」の古林工業(本社・大阪市西成区)は、4月1日出荷分より鋼管製突合せ溶接式管継手に
-
-
モノタロウ 40万点が当日出荷可能に
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ http://www.monotaro.
-
-
TOTO トイレットペーパー型川柳集発売
TOTOは、このほど発表された第12回「トイレ川柳大賞」で選出された20句をトイレットペーパ
-
-
米プロ作業工具メーカー「スタンレー ブラック・アンド・デッカー」 現場作業風景写真応募のキャンペーン実施
配管工具を含む米国の作業工具大手のスタンレー ブラック・アンド・デッカー(本社・米国コネチカット州)
-
-
オノマシン 「2016大阪にぎわい市」開催告知
管工機材・電設資材・機械器具商社のオノマシンは10月29・30日の2日間、大阪・鶴見緑地の花博記念公
-
-
昨年のエアコン国内出荷家庭用、業務用とも好調
日本冷凍空調工業会がこのほどまとめた2018年(1~12月)のルームエアコン(家庭用エアコン)の国内
-
-
一ノ瀬創立70周年 盛大に記念式典・懇親会開催
コントロールバルブや特殊弁、流体制御機器の設計・製造・販売を手がける一ノ瀬(本社・大阪市西区千代崎
-
-
建設投資 15・16年度とも減少 新設住宅は堅調推移
2015年度の建設投資は前年度(見込み)比3.2%、16年度は同(見通し)比1.9%、いずれも減少す
PC
- PREV
- 高圧洗浄機で描いたアート作品
- NEXT
- アサダ ワイヤー自動送り機能搭載「ロスピマティック」