7月新設住宅着工、ふたたび増加 持家・貸家・分譲住宅とも増加
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国土交通省が発表した7月の新設住宅着工戸数は、前年同月比8.9%増(2カ月ぶり増)の8万5208戸となった。持家が6カ月連続で増加し貸家も9カ月連続増加、前月減少した分譲住宅もふたたび増加した。

【新設住宅着工戸数】
新設住宅着工数は2008年まで年間100万戸台を維持してきたが09年に77万戸台に落ち込み、以降小幅な回復が続き13年は約98万戸まで持ち直した。14年は再び90万戸を割り込んだが15年は90万戸に乗せた。7月の季節調整済み年率換算値は100万5000戸(前年同月比8万3000戸増)で、前月比では1000戸増(0.1%増)だった。同数値が100万戸を超えたのは3カ月連続。着工床面積も2カ月ぶりに増加し6.2%増の691万8000平方メートル。
内訳をみると、持家は6.0%増の2万6910戸で、6カ月連続の増加。うち民間資金分は6.8%増の2万3830戸で5カ月連続増、公的資金分は0.2%増の3080戸で2カ月ぶり増。
貸家は11.1%増の3万7745戸で9カ月連続の増加。うち民間資金分は14.9%増の3万4519戸で9カ月連続増、公的資金分は17.9%増の3226戸で4カ月連続増。
分譲住宅は9.1%増の1万9897戸で2カ月ぶり増。うちマンションは5.9%増の7863戸で3カ月ぶり増。戸建て住宅は12.1%増の1万1863戸で9カ月連続増。
地域別の動向は、首都圏は5.5%増の2万7852戸(5カ月連続増)。近畿圏は27.6%増の1万3028戸で2カ月ぶり増、中部圏は1.8%増の9626戸で2カ月ぶり増、その他地域は7.8%増の3万4702戸で2カ月ぶり増だった。
【建築物の着工床面積】
全建築物の着工床面積は4.4%減の1107万平方メートルで、2カ月連続の減少。このうち公共建築主分は12.2%減の64万平方メートルで2カ月連続減、民間建築主分は3.9%減の1043万平方メートルで2カ月連続減だった。
民間建築主分のうち、居住用は6.7%増の709万平方メートルで2カ月ぶり増。非居住用は20.6%減の334万平方メートルで3カ月ぶり減だった。
管材新聞 2016年9月14日 第1678号より抜粋
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