1月新設住宅着工、7カ月連続増 貸家・分譲住宅の増加続くも持家減少
公開日:
:
業界ニュース
国土交通省が発表した今年1月の新設住宅着工戸数は、前年同月比12.8%増(7カ月連続増)の7万6491戸となった。貸家が15カ月連続増、分譲住宅がは2カ月連続増加したが、持家が12カ月ぶりに減少した。
新設住宅着工数は2008年まで年間100万戸台を維持してきたが09年に77万戸台に落ち込み、以降小幅な回復が続き13年は約98万戸まで持ち直した。14年は再び90万戸を割り込んだが15年は90万個に乗せ、16年は100万戸到達が期待されたが届かず96万7237戸にとどまった。
1月の季節調整済み年率換算値は100万1000戸(前年同月比11万4000戸増)で、前月比では7万8000戸増(8.4%増)だった。8カ月ぶりに同数値が100万戸に乗せた。着工床面積は7カ月連続で増加し14.5%増の625万5000平方メートル。
内訳をみると、持家は0.2%減の2万228戸で、12カ月ぶりの減少。うち民間資金分は0.2%減の1万7686戸で11カ月ぶり減、公的資金分は0.1%減の2542戸で4カ月ぶり減。
貸家は12.0%増の3万1684戸で15カ月連続の増加。うち民間資金分は16.2%増の2万9488戸で15カ月連続増、公的資金分は24.6%減の2196戸で3カ月連続減。
分譲住宅は27.3%増の2万4061戸で2カ月連続。うちマンションは56.2%増の1万3098戸で2カ月連続増。戸建て住宅は4.9%増の1万863戸で15カ月連続増。
地域別の動向は、首都圏は25.5%増の3万1700戸(2カ月ぶり増)。近畿圏は7.8%増の1万1409戸で3カ月連続増、中部圏は0.1%減の7741戸で7カ月ぶり減、その他地域は5.8%増の2万5641戸で7カ月連続増だった。
建築物の着工床面積
全建築物の着工床面積は19.8%増の1107万平方メートルで、6カ月連続の増加。このうち公共建築主分は15.6%増の58万平方メートルで2カ月連続増、民間建築主分は20.0%増の1049万平方メートルで6カ月連続増だった。
民間建築主分のうち、居住用は19.8%増の681万平方メートルで7カ月連続増。非居住用は20.4%増の368万平方メートルで3カ月連続増だった。
管材新聞 2017年4月5日 第1698号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
モノタロウ 防藻・耐圧ホース PB商品で低価格を実現
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ)は、ポリ塩化ビニル製の防藻層が、ホース内
-
「エコ対応の管材」 協成 塩ビ外面被覆鋼管『キーロンVF』
防食管の代名詞として高い採用実績を誇る硬質塩化ビニル外面被覆鋼管「キーロン消火用VF」。 ◆キ
-
MonotaRO「経費節減カタログVol.4」発刊 PB商品34万点に拡充
MonotaRO(モノタロウ)は、コスト削減に役立つPB商品を掲載した商品カタログ『経費節減
-
15年度家電リサイクル
環境省はこのほど、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に基づく、2015年度の家電リサイクル
-
LIXIL ケニア企業に技術を譲渡 世界の衛生環境改善めざす
LIXILはこのほど、同社が約10年かけて開発した持続可能な衛生ソリューション「グリーントイレシステ
-
18年造船受注堅調 急回復の前年実績維持
日本船舶輸出組合がこのほどまとめた2018年(1~12月)の輸出船契約実績は1078万6371総トン
-
今年度の白物家電国内生産額は4%減見通し ルームエアコン8%減
日本電機工業会(JEMA)はこのほど、2019年度の電気機器の生産見通しをまとめ、うち白物家電の国内
-
「シーフードショー」でキッツなど出展
日本最大級の水産専門商談展示会「第18回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(大日本水産
-
職人さんドットコム 工具盗難防止登録システム開始
工具・資材メーカーなどの最新の商品情報を発信する日本最大級の建設職人向け情報サイト「職人さん」を運営
-
JFEスチール 鋼管鍍金品のエキストラ価格、一部引き上げ 4月契約分から5~20%
JFEスチール鋼管営業部はこのほど、国内向け鋼管鍍金品のエキストラ価格の一部(鍍金品大径サイズ、ねじ
PC
- PREV
- 職人さんドットコム 工具盗難防止登録システム開始
- NEXT
- DIYショウ開催告知