15年度上期 建物リフォーム 非住宅で大きく盛り返す住宅分野も堅調に推移 管工事業はいぜん低迷
公開日:
:
業界ニュース
国土交通省がこのほどまとめた2015年度上期(15年4~9月)の建築物リフォーム・リニューアル工事受注額は、前年同期比17%増の5兆9894億円と、14年度上期(同12%減)から盛り返した。「非住宅」関連工事(25%増)が大きく伸びたのに加え、「住宅」関連工事(5%増)も堅調に推移した。「管工事業」は住宅分野(50%減)、非住宅分野(5%減)とも振るわなかった。
受注高(金額・件数)は元請としての工事受注と、各月の最初に受注した工事2件の個別工事内容を調査し推計したもので、15年度は、上半期として3年ぶりに前年同期を下回った14年度から回復した。
「住宅」分野受注額は14年度上期が前年同期比12%減だったが、15年度は5%増の2兆796億円とやや回復した。「非住宅」分野受注額も同じく、14年度上期は12%減にとどまったが、15年度は25%増の3兆9098億円と一気に盛り返した。
「住宅」分野で受注高上位2種をみると、「戸建て住宅」が6%減の8848億円と低調だったが、「共同住宅」が13%増の1兆1053億円となり、全体を牽引した。「非住宅」の上位2種では、「店舗」が146%増の7248億円と躍進し、「倉庫・流通施設」も72%増の1102億円と好調だった。
~中略~
設備工事についてみると、「非住宅」は、「電気設備」(158%増の約14万3500件)が全体のほぼ4割を占めてトップ。次いで、「空気調和換気設備」(4%増の約8万7300件)、「給水・給湯・排水・衛生機器設備」(13%増の約7万4200件)と続く。「防災関連設備」(38%減の約8200件)は停滞した。
管材新聞 2016年6月1日 第1668号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
モノタロウ 熱中症対策で「熱さ指数計」が売れ筋に
真夏日、熱帯夜が連日発表され、熱中症に配慮する季節がやってきました。今年5月、厚生労働省は、職場での
-
〈新製品〉ノーリツ ハイブリッド給湯機『ユコアHYBRID―S』価格を抑えた給湯・ふろタイプ 4月発売
ノーリツ(社長國井総一郎氏)は、省エネ・環境性に優れた家庭用ハイブリッド給湯システムに価格を抑えた給
-
LIXIL ケニア企業に技術を譲渡 世界の衛生環境改善めざす
LIXILはこのほど、同社が約10年かけて開発した持続可能な衛生ソリューション「グリーントイレシステ
-
TOTO 「トイレ川柳」募集中
TOTOは、トイレにまつわるエピソードや想いを5・7・5の言葉に乗せて表す「トイレ川柳」を8
-
15年第3・第4四半期 住宅リフォーム好調
矢野経済研究所は、2015年第3および第4四半期の国内住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査結
-
昨年度 建設工事の裁判外紛争 141件といぜん多い
建設工事にかかわる裁判外紛争処理機関「建設工事紛争審査会」(中央審査会・都道府県審査会)はこのほど、
-
LIXIL社長にモノタロウの会長が就任するとのこと
年の瀬にビックリするニュースが舞い込んできました。 LIXIL藤森社長が退任へ 後任に瀬戸欣哉
-
配管工は2.1%不足 8職種全体傾向は94カ月連続不足 4月の建設労働需給
国土交通省がまとめた4月の建設労働需給調査結果によると、配管工の過不足率は前月(1.3%不足)から不
-
16年度第2四半期 エアコン出荷微増
日本冷凍空調工業会がこのほど発表した2016年度第2四半期(7~9月)の冷凍空調機器国内出荷実績(台
-
TOTO 水栓金具10シリーズをグローバル展開
TOTOは、水栓金具の新10シリーズ約200品番(日本国内は7シリーズ約80品番)を順次グローバル展