一ノ瀬 「ワイヤレスセンサSNSゲートウェイ」開発
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業界ニュース
オリジナルコントロールバルブや特殊弁の設計・製造・販売を手がける一ノ瀬は、Twitterを利用した遠隔モニタリングシステム「ワイヤレスセンサSNSゲートウェイ」を開発した。
このほど大阪・南港のインテックス大阪で開催された「第1回農業ワールド2017次世代農業EXPO」に出品し、「スムーズな未来へ」というスローガンの元に追求した利便性を来場者にアピールし注目を集めた。
「ワイヤレスセンサSNSゲートウェイ」は、Twitterを使うことで誰でも簡単に温度や湿度などを離れた場所から観測できる。
一般的なセンサの場合、近くでないと使用できず、データを共有するのが面倒などの問題があった。本格的なクラウドシステムを導入すると開発に手間取り、コスト面も問題となっていた。
「ワイヤレスセンサSNSゲートウェイ」は、温度や湿度などワイヤレスセンサが受信した環境データを自動的にTwitterに投稿するシステムで、「ワイヤレスセンサSNSゲートウェイ」がBluetoothで受信し、通信サービスを通じてTwitterに投稿し、手元のスマホやPC・タブレットでデータを共有することができる。
あらかじめ設定したスケジュールで気温/湿度/飽差などを自動送信し、異常値などの警報をメール通知する。上位側システムの構築が不要で、スマホと製品をWiFiで接続し、画面上の操作だけで簡単に設定できる。本体主要部にRaspberry Piシリーズを用いることで、低コスト化を実現。
Linuxベースのため既存のインターネット関連技術との親和性も高く、MQTTプロトコルによるAWS等のクラウドにも対応可能。耐環境性を重視する場合は産業向けLinuxホストも使用できる。ビニールハウスや植物工場、キノコ栽培などのモニタリング、冷蔵貯蔵庫、薬品庫等の品質管理をはじめ、予算の限られた研究施設での簡易的遠隔監視、本格的システム導入前の実証実験用など幅広い用途に対応する。
管材新聞 2017年4月26日 第1700号より抜粋
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