積水化学 環境・ライフラインカンパニー管轄の子会社統合 「東日本積水工業」設立
積水化学工業 環境・ライフラインカンパニーは4月2日、関東~東北エリアの生産拠点を再編し、100%出資の子会社「東日本積水工業」を4月1日発足させたと発表した。
環境・ライフラインカンパニーは、主力事業である塩化ビニル管などの汎用品事業分野で、住宅着工数の減少や新設の公共投資予算の縮小により、将来的に需要が減少すると見込んでいる。これを踏まえ、国内需要構造の変化を見据えた収益力強化を目的として、将来的に必要とされる生産能力・物流体制などを総合的に検討してきた。
その結果、比較的近距離にありながら物流網や生産活動を個別に展開していた羽生積水(東北および関東エリア向けに塩ビ管を製造する子会社)と上武積水(主に関東甲信越エリア向けの塩ビ管や全国向けのポリエチレン管などの主力製造工場である群馬工場の場内子会社)の2社のマネジメントの一元化を決め、関東~東北エリアでの生産コストと物流コストの効率化を推進することとした。
子会社2社の経営統合にあたり、羽生積水を存続会社とし、上武積水の全事業を羽生積水が継承することとした。また、統合後の会社の名称を「東日本積水工業(株)」に変更し、新体制で事業運営の一層の強化と事業価値の向上を図っていく。東日本積水工業の概要は以下のとおり。
▽本社:群馬県伊勢崎市境下渕名54
▽事業所:羽生事業所・埼玉県羽生市大字上岩瀬392、東北事業所・宮城県亘理郡亘理町逢隈高屋字棚子1の1
▽事業内容:押出成形品の加工および製造・販売
▽代表者:代表取締役大元正信
▽資本金:2億円
▽株主:積水化学工業(100%)
▽従業員数:168名
管材新聞 2018年4月25日 第1736号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
キッツ・東亜バルブエンジニアリングが資本業務提携
キッツと東亜バルブエンジニアリングは12日、バルブ事業で資本業務提携を締結したと発表した。キッツ
-
-
因幡電機産業 因幡電工事業部 被覆銅管とスリムダクトSDシリーズ 価格改定
因幡電機産業 因幡電工事業部(本部・東京都港区)は、4月1日出荷分より冷媒被覆銅管とスリムダクトSD
-
-
キッツ第2四半期決算、減収減益 国内外ともバルブが減収、伸銅品も減収
キッツ(社長堀田康之氏)が10月30日発表した2020年3月期第2四半期決算(4月1日~9月30日)
-
-
18年度第2四半期 リフォーム受注低迷 住宅「給排水設備」堅調
国土交通省がこのほどまとめた2018年度第2四半期(18年7~9月)の建築物リフォーム・リニューアル
-
-
日栄インテック 特定天井に天井落下防止システムが採用される
日栄インテックは、各地の特定天井に同社の「天井落下防止システム」が採用されていることを明らかにしまし
-
-
昨年のバルブ生産金額 2年連続増加
2015年のバルブ生産高(経済産業省まとめ)は生産重量こそ前年実績を下回ったが、生産金額は微増ながら
-
-
国交省 下請取引実態調査
国土交通省がこのほど公表した2015年度「下請取引実態調査」によると、建設工事を下請負人に発注したこ
-
-
ポンプ動向記事 2016年8月
昨今、ポンプの生産高がやや伸び悩んでいるが、まだ緩やかな回復局面にあるとの見方が強い。経済産業省まと
-
-
モノタロウ 災害支援で経済産業省から感謝状
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ)は5月13日、災害支援貢献企業として経済
-
-
DIYショウ開催告知
日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会は来年8月25日~27日の3日間、幕張メッセ国際展示場5・6・7・8