ダイキン工業 ベトナムで現地生産開始
ダイキン工業は5月18日、ベトナムで住宅用エアコンの現地生産を開始したと発表した。ハノイ近郊の第2タンロン工業団地に建設していた住宅用エアコンの新工場が竣工、このほど本格稼動した。組み立てから技術者の訓練や育成の機能も備えたベトナム初の本格的な空調機の生産工場で、敷地面積21万平方メートル、延床面積2万8000平方メートル。投資額は約80億円。20年までに100万台を生産できる体制を整える。
近年、アジアでは活発なインフラ投資や海外企業の進出等により経済成長が続いており、人口の増加や所得水準の向上に伴い空調市場も拡大している。とくにベトナムは著しい経済発展と中間層の増加から、住宅用エアコンを中心に空調機の需要が拡大、アジア最大級の空調市場に成長している。加えて、所得に比べて電気代が高く、インバータ付きエアコンのような省エネ製品が広まるなど今後も需要の拡大が続くことが見込まれることから、同社は現地生産に踏み切った。
新工場は、IoTを活用した生産管理技術や検査システム、技能訓練など、ダイキングループの全世界の工場から当社の技術やノウハウを集めた最新の空調機工場。当面は住宅用エアコンを製造し、「今後の市場の成長にあわせて生産品目を拡大する」としている。
管材新聞 2018年6月6日 第1740号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
白物家電18年国内出荷実績 前年同期比4.1%増、2兆4453億円 夏の高温でエアコンなど好調、97年以降最高額
日本電機工業会(JEMA)が1月28日明らかにした2018年(1~12月)電気機器の生産実績のうち、
-
-
1年で4200万円分の水が無駄に 漏水の調査予算足りず
老朽化した水道管からの水漏れに悩む自治体。管の更新が有効な水漏れ対策だとわかっていても、予算不足でな
-
-
積水化学 西日本の生産子会社再編「西日本積水工業」発足
積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは4月1日、将来的な需要構造の変化に対応すべく、西日本エリ
-
-
アルミ複合ポリ管市場に伊最大手「バルシール社」参入
アルミ複合ポリエチレン管市場にイタリア最大手メーカーの「バルシール社」が本格参入を表明した。
-
-
ノーリツ 外国人に入浴意識調査 ハイテク機能が人気
ノーリツは、日本文化の特長のひとつである「おふろ」について、日本在住の外国人(英語話者)を対象に、入
-
-
昨年度建築物リフォーム 住宅、非住宅とも低迷 管工事業は受注額で増加
国土交通省がこのほどまとめた2017年度の建築物リフォーム・リニューアル工事受注額は、前年度比20.
-
-
2月度産業機械 ポンプ受注31.2%増 外需倍増、非製造業と官公需が増 産業機械全体では2カ月連続減
日本産業機械工業会がまとめた2月の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注額は、前年同月比31
-
-
積水化学工業 塩ビ管など値上げ 6月21出荷分から10~15%
積水化学工業はこのほど、塩化ビニル関連製品とポリエチレン関連製品の価格について、6月21日出荷分から
-
-
TOTO 便座から立ち上がりをセンサーがお知らせ 医療施設向けウォシュレット
TOTOは、入院患者が便座から立ち上がったことを看護スタッフに知らせるトイレ内の見守り支援システムを
-
-
韓国工具・用品専門通販サイト「Hankook Tool」オープン
継手・バルブ・ホース金具など配管部品専門商社のフローバルはこのほど、業界初となる韓国工具・用品専門通






