ノーリツ 米ボイラーメーカーを買収
公開日:
:
業界ニュース
ノーリツは1月8日、米国のガス・石油ボイラーメーカーPB Heat, LLC(以下「PBH」)を買収したと発表した。同日付で発行済み全株式を取得。取得総額は4700万米ドル(約52億円)。
同社は中期経営計画「Vプラン20」の最終年度である20年に海外事業の売上高700億円(16年比125億円増)に引き上げることを計画。中国・北米・豪州を重点エリアに、主力のタンクレスガス給湯器と、新規商材に位置づける暖房給湯器、業務用給湯器の拡販に取り組んでおり、今回の買収を決定した。
PBHは、北米の家庭用・業務用ガス・石油ボイラー市場で高いブランド力を有するメーカーの一つ。設立は03年。米ペンシルベニア州に本社、工場、研究施設を構え、北米市場最大の北東部を中心に、全土でガス・石油を燃料とする業務用ボイラー、コンビ(暖房)ボイラー、家庭用ボイラーの販売を展開している。17年12月期の業績は、売上高3400万米ドル/営業利益400万米ドル/当期純利益100万米ドル。
北米市場では、環境・省エネニーズの高まりにより、給湯市場、ガス・石油ボイラー市場ともにコンデンシングタイプの普及が年々加速。同社はこの変化を成長機会と捉え、自社が得意とするタンクレス給湯器活用による給湯市場での成長とともに、連結子会社としたPBHの強みであるガス・石油ボイラー市場での成長により、一段の業績向上と企業価値の向上を図る。
管材新聞 2019年1月16日 第1761号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
11月新設住宅着工、5カ月連続増 持家・貸家の増加続くも分譲住宅減少
国土交通省が発表した11月の新設住宅着工戸数は、前年同月比6.7%増(5カ月連続増)の8万5
-
-
古島と日本管材センターが業務提携
古島と日本管材センターの両社は11月1日付で業務提携契約を締結した。 古島は地方を中心に営業基
-
-
荏原 伯のポンプ企業買収 南米市場で事業拡大
荏原製作所はこのほど、ブラジルのポンプメーカーを買収したと発表した。南米市場でのポンプ事業拡大が狙い
-
-
水道管の耐震適合率 17年度末 全国平均39.3%
厚生労働省がこのほどまとめた2017年度末(18年3月末)時点の水道管耐震適合率は、全国平均で39.
-
-
国交省 公共工事基準賃金引き上げ 全国平均で4.9% 配管工は1.3%上昇
国土交通省は、2月から適用する公共工事設計労務単価(労務単価)を全職種全国平均で昨年2月比4.9%引
-
-
昭和バルブ製作所 バルブ販価引き上げ
昭和バルブ製作所は、6月12日出荷分からバルブ製品の販売価格を7%~10%引き上げる。 対象製品と
-
-
東亜バルブエンジ バルブメンテ専門サイト開設
東亜バルブエンジニアリングはこのほど、バルブのメンテナンスに関わるサービス、製品の技術情報を伝える専
-
-
TOTO 台付シングル混合水栓4シリーズが『レッドドット・デザイン賞2019』受賞
TOTOの台付シングル混合水栓「GMシリーズ」「ZAシリーズ」「GEシリーズ」「GCシリーズ」の4シ
-
-
17年度 中小企業の設備投資 7年連続増加へ
中小企業で2017年度に国内設備投資を計画(17当初)する企業の割合は、16年度の当初計画(16当初
-
-
9月の東京地区管材景況 売上・粗利とも停滞続く 景況感やや上向く
東京管工機材商業協同組合はこのほど、9月の「管工機材商景況動向」を発表した。景況感は、「悪い」回答が