白物家電18年国内出荷実績 前年同期比4.1%増、2兆4453億円 夏の高温でエアコンなど好調、97年以降最高額
公開日:
:
業界ニュース
日本電機工業会(JEMA)が1月28日明らかにした2018年(1~12月)電気機器の生産実績のうち、民生用電気機器の国内出荷額は前年度比4.1%増の2兆4453億円であった。
2017年出荷実績
2兆4453億円、4.1%増
昨夏は全国的に気温の高い日が続き、ルームエアコンなどの主要製品が好調に推移し、1997年以降最も高い出荷金額となり、3年連続増であった。主要製品別実績は以下のとおり。
▽ルームエアコン:965万台、8.1%増(3年連続増)/7909億5600万円、9.4%増。昨夏は全国的に気温の高い日が続き、データの確認できる1972年以降、過去最高の出荷数量となった。
▽電気冷蔵庫:393万3000台、1.6%増(3年連続増)/4378億8200万円、3.3%増。容量別構成比をみると、大容量クラスへのシフトは落ち着きを見せている。
▽電気洗濯機:464万3000台、0.8%増(3年連続増)/3478億7600万円、6.1%増。全体の約9割強を占める全自動洗濯機は、まとめ洗いや大物洗いへのニーズが高まり大容量へとシフトしている。
▽電気掃除機:495万台、0.9%減(5年連続減)/1038億9300万円、横ばい。「キャニスター形」の台数構成比は減少する一方で、「たて形」の構成比が伸長している。
▽電子レンジ:343万4000台、0.8%減(3年ぶり減)/970億1100万円、0.9%減。全体の約7割を占める「オーブンレンジ」は微減だが、「単機能レンジ」の出荷が増加している。
▽ジャー炊飯器:545万8000台、2.0%減(3年連続減)/1105億4600万円、4.2%減。高火力で炊き上げる「IH式」の台数構成比は、約7割強を占めている。
▽IHクッキングヒーター:77万4000台、1.7%増(3年連続増)/761億5800万円、0.3%増。清掃性や調理機能の向上も進み、堅調に推移している。
▽換気扇:640万2000台、1.4%減/1231億2300万円、0.6%増。
▽電気温水式:7万9000台、1.5%増/176億4100万円、8.6%増。
管材新聞 2019年2月13日 第1764号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
LIXIL 水栓まわりのデザインと機能が進化 スマート・ドレッサー 新「L.C.」
LIXILは、水栓まわりのデザインと機能を進化したスマート・ドレッサー 新『L.C.(エルシィ)』を
-
-
今年度ルームエアコン 生産額3.9%増へ
日本電機工業会(JEMA)このほど、2016年度電気機器の生産見通しについて、ルームエアコンは前年度
-
-
11月新設住宅着工、5カ月連続増 持家・貸家の増加続くも分譲住宅減少
国土交通省が発表した11月の新設住宅着工戸数は、前年同月比6.7%増(5カ月連続増)の8万5
-
-
18年新設住宅着工 2年連続減の94万2370戸
国土交通省が発表した2018年(1~12月)の新設住宅着工戸数は、2年連続で減少し、前年比2.3%減
-
-
TOTO 和洋リモデル工法が「発明奨励賞」
TOTOは、発明協会が主催する「平成27年度九州地方発明表彰」で、和風便器から洋風便器(腰掛便器)へ
-
-
17年度第2四半期 エアコン出荷堅調
日本冷凍空調工業会がこのほど発表した2017年度第2四半期(7~9月)の冷凍空調機器国内出荷実績(台
-
-
機械工業生産3年連続プラス、今年度見通し72兆485億円、2.6%増
日本機械工業連合会はこのほど、2015年度の機械工業生産額を前年度実績比2.6%増の72兆485億円
-
-
モノタロウ 北海道の物流センター稼働
MonotaRO(モノタロウ)は1日、道央札幌郵便局・札幌物流ソリューションセンター内に「北海道ディ
-
-
2月度産業機械 ポンプ受注31.2%増 外需倍増、非製造業と官公需が増 産業機械全体では2カ月連続減
日本産業機械工業会がまとめた2月の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注額は、前年同月比31
-
-
日本工業出版 空衛設備技術者必携の書「建築設備 配管工事読本」発刊
日本工業出版はこのほど、「建築設備 配管工事読本」を発刊した。 ▼建築設備 配管工事読本






