日立製作所 水道管漏水などを検知するシステム
日立製作所はこのほど、ガス管や下水管などの地中埋設インフラを効率的に保守管理するデジタルプラットフォームを構築したと発表した。
高感度・低電力センサーにより、地中配管などのデータを収集しデジタル技術を活用することで、地中埋設インフラの保守作業の高度化・効率化を実現する。その第一弾として、今回のプラットフォームを活用し、水道管の漏水エリアを高精度で瞬時に特定するシステムを開発したもの。今後、実用化に向け実証実験を進め、2020年度に水道事業者向けサービスを提供開始する予定。
新システムにより、漏水量を減らし造水コストを低減するとともに、大漏水による断水や道路の陥没事故を未然に防ぎ、安心・安全・快適な都市インフラの構築に寄与するとしている。
今回、同社が開発した漏水検知システムは、センサーが漏水特有の振動を検知し、漏水エリアを高い精度で瞬時に特定。調査員が一つひとつの水道管の漏水の有無を巡回調査する必要がなくなり、調査範囲が漏水エリアのみに限定されるため、漏水している水道管を特定する時間や労力を大幅に削減できる。また、漏水量を減らし造水コストを抑えるとともに、住民の通報による緊急工事の発生も低減し、漏水に起因する断水や道路の陥没事故などを防ぐことが可能。
管材新聞 2019年5月22日 第1773号より抜粋
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