5月新設住宅着工、2カ月連続減 持家8カ月連続増ながら分譲住宅・貸家減続く
公開日:
:
業界ニュース
国土交通省が発表した5月の新設住宅着工戸数は、前年同月比8.7%減(2カ月連続減)の7万2581戸となった。持家は8カ月連続増加したが、分譲住宅が2カ月連続で減少し、貸家も9カ月連続減だった。
新設住宅着工戸数
新設住宅着工数は2008年まで年間100万戸台を維持してきたが09年に77万戸台に落ち込み、以降小幅な回復が続き13年は約98万戸まで持ち直した。14年は再び90万戸を割り込んだが15年は90万戸に乗せ、100万戸到達が期待された16年・17年は連続で96万戸台にとどまり、18年はさらに下回った。5月の季節調整済み年率換算値は90万戸(前年同月比8万8000戸減)で、前月比では3万1000戸減(3.3%減)だった。着工床面積は4.5%減の612万6000平方メートル(2カ月連続減)。
内訳をみると、持家は6.5%増の2万4826戸で、8カ月連続の増加。うち民間資金分は6.9%増の2万2154戸で11カ月連続増、公的資金分は2.5%増の2672戸で3カ月ぶり増。
貸家は15.8%減の2万6164戸で9カ月連続減。うち民間資金分は20.5%減の2万2629戸で24カ月連続減、公的資金分は34.6%増の3535戸で2カ月ぶり増。
分譲住宅は11.4%減の2万1217戸で2カ月連続減。うちマンションは22.7%減の9165戸で2カ月連続減。戸建て住宅は0.4%減の1万1899戸で6カ月ぶり減。
地域別の動向は、首都圏は9.9%減の2万3937戸(2カ月連続減)。近畿圏は27.5%減の1万253戸で2カ月連続減、中部圏は12.6%増の1万1099戸で2カ月ぶり増、その他地域は5.8%減の2万7292戸で2カ月連続減だった。
建築物の着工床面積
全建築物の着工床面積は3.3%減の1055万平方メートルで、4カ月連続の減少。このうち公共建築主分は50.0%増の65万平方メートルで5カ月ぶり増、民間建築主分は5.5%減の990万平方メートルで2カ月連続減だった。
民間建築主分のうち、居住用は5.8%減の627万平方メートルで2カ月連続減。非居住用は5.1%減の363万平方メートルで4カ月連続減だった。
管材新聞 2019年7月24日 第1779号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
アサダ ワイヤー自動送り機能搭載「ロスピマティック」
アサダはこのほど、ワイヤー自動送り機能を搭載した排水管清掃機「ロスピマティック」を発売しました。
-
-
日本レストルーム工業会 トイレ操作パネルの標準ピクトグラムを策定 今年の新製品から導入
日本レストルーム工業会は1月17日、温水洗浄便座の操作パネルのピクトグラム(絵記号)を標準化したもの
-
-
鋳鋼20カ月連続減・鍛鋼11カ月連続減 日本鋳鍛鋼会まとめ5月生産実績
日本鋳鍛鋼会がまとめた5月の鋳鋼・鍛鋼生産速報によると、鋳鋼(全国74工場)の生産量は前年同月比5.
-
-
15年度上期建設工事受注 前年度比7%増 建築・建築設備堅調
国土交通省の建設工事受注動態統計調査による2015年度上半期(4~9月)の建設工事受注額は、前年同期
-
-
LIXILの子会社が破綻 債務保証は330億円
建築材料・住宅設備機器の最大手LIXILは、中国の子会社が破綻したことで、債務保証330億円
-
-
昭和コーポレーション 断熱支持金具など値上げ 12月1日から30%以上
昭和コーポレーション(本社・東京都港区)はこのほど、12月1日出荷分から断熱支持具(インシュレーショ
-
-
〈日邦バルブ③〉 生産現場に3Dプリンタ導入 自社金型製造し、高品質な製品や新製品の開発へ
創業135周年迎えた老舗メーカーの日邦バルブ(社長菅原博氏)は長野県松本市に全国の事業所を直轄する本
-
-
16年度建設投資 1.6%増の51兆7700億円
国土交通省はこのほど、2016年度の建設投資を前年度比1.6%増の51兆7700億円とする見通しを発
-
-
癒しのトイレ研究会 トイレの安全対策など学会で発
TOTO、ダイキン工業など6社で構成する「癒しのトイレ研究会」は、11月21・22日両日に東京ビッグ
-
-
17年度 中小企業の設備投資 7年連続増加へ
中小企業で2017年度に国内設備投資を計画(17当初)する企業の割合は、16年度の当初計画(16当初






