住宅リフォーム 昨年の市場やや縮小 19年は再び拡大見通し
矢野経済研究所(社長水越孝氏)の国内住宅リフォーム市場の調査結果によると、2018年の住宅リフォーム市場規模は前年比0.9%減の6兆2178億円と推計した。
分野別にみると、「増改築に関わる費用」は4.1%減、「設備修繕・維持管理費」は0.2%減、「家具・インテリア」は2.5%減となった。
一方、19年の市場規模は4.8%増の6.5兆円を予測。昨年、西日本で多発した自然災害に伴う修繕工事の受注残や今年10月に予定される消費税率引き上げを見据え18年度第4四半期に受注を積み上げた中型から大型リフォームの駆け込み需要の引き渡しに加え、消費税率引き上げ後の政府の反動減対策としての次世代住宅ポイント制度とも相俟って底堅く推移するものとみている。
同社によると、昨今、事業者間における好不調が顕著にみられるとし、この背景には家電量販店やホームセンターなどの異業種参入による競争環境の変化があるとみている。また、今後、住宅リフォームでの事業者間の競争激化が予想されることから他社との差別化を図っていくことが課題であると指摘する。
管材新聞 2019年8月28日 第1783号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
老朽化が進む日本の上下水道管
先月の記事でも紹介したように、今日本の水道管が急速に老朽化しています。 上水道管の耐用
-
-
〈日邦バルブ①〉日邦バルブ135周年
日邦バルブ(本社・長野県松本市、社長菅原博氏)は創業135周年を超えた。 明治16年に、初代中
-
-
国交省 下請取引実態調査
国土交通省がこのほど公表した2016年度「下請取引実態調査」によると、建設工事を下請負人に発注したこ
-
-
昭和バルブ製作所 バルブ製品値上げ
昭和バルブ製作所はこのほど、6月21日出荷分からバルブ製品の販売価格を値上げすると発表した。引き上げ
-
-
ポンプ動向記事 2016年3月
ポンプの景況が徐々に回復してきた。経済産業省集計のポンプ生産高をみると、ここ数年減少を続けていた生産
-
-
ブリヂストン サイホン排水システム 水まわりの設計自由度が向上
ブリヂストンは、水が落ちることで引く力が発生するサイホンの原理を利用した新しい排水システム「スマート
-
-
タカラスタンダード第2四半期決算 新築・リフォームとも中高級品好調で増収増益 不透明な市況ふまえ通期予想は据え置き
タカラスタンダード(社長渡辺岳夫氏)が11月5日発表した2020年3月期第2四半期決算(4月1日~9
-
-
TOTO 成田空港にもてなしのトイレ空間オープン
TOTOは4月3日、IoTを活用した“最先端のおもてなしトイレ空間”「experience TOTO
-
-
リンナイ 食器洗い乾燥機 買い替えキャンペーン
リンナイは、12月31日までに買い替え専用食器洗い乾燥機を購入し、キャンペーン特別サイトから
-
-
建設投資 15・16年度とも減少 新設住宅は堅調推移
2015年度の建設投資は前年度(見込み)比3.2%、16年度は同(見通し)比1.9%、いずれも減少す