塩ビ管・継手協会 普及・啓発活動展開 一段と内容充実図る
公開日:
:
業界ニュース
塩化ビニル管・継手協会はこのほど、2013年10月に開始した自治体・事業体への硬質塩化ビニル管・継手の普及、啓発活動の活動状況を報告するとともに、今年度の計画を明らかにしました。この活動は13年秋から今年度末までの3ヶ年計画で、全国75地域の自治体・事業体を訪問、塩ビ管の耐震性や耐久性などについて新たに得られた実証データに基づき、塩ビ管の優位性をアピールするもの。最終年度の今年度は14年度までの実績を踏まえて内容のさらなる充実を図っていきます。
塩ビ管の特性に対する理解度・認知度について「耐震性」への評価が実力に比して低く、「耐久性」への関心度は全体的に高い傾向にあるとしています。「水道」分野では“管路としての耐久性”、「下水道」分野では“寿命”、上下水道両分野で“ゴム輪の耐久性”についての質問が多く寄せられたという。一方、「経済性」については、塩ビ管が他管材に比べ優位であることが理解されていると述べました。
各分野別の状況報告によると「水道」分野で塩ビ管の耐震性への認知度が低い現状にありました。これは、高度成長期に普及したTS継手の接着が震災時に弱さを露呈したことにより塩ビ管の耐震性に疑問を持たれていることが要因で、耐震性にすぐれたRRロング管および離脱防止金具を使用している自治体が少ないことから、協会としてRRロング管などの紹介により認知度向上に努めるとしています。
「下水道」分野では塩ビ管の使用が多い。一方、露出配管への興味が高いが紫外線劣化への懸念があり、即時の使用を検討する自治体は少ないとみられます。可とうマンホール継手、自在継手を使用している自治体は多い。
「農水」分野および土地改良事業団体連合会では、オープン管路とパイプラインがあり、パイプラインでは塩ビ管が使用されています。
「簡易水道」分野での塩ビ管に対する理解度と使用率は圧倒的に高く、RRロング管および離脱防止金具も使用されています。管の材料選定に際し、厚生労働省指針をよりどころとしている組織は訪問対象の半数程度でした。
管材新聞 2015年7月22日 第1637号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
第54回技能五輪全国大会 関根選手(東京・西原工事)が優勝、厚労大臣賞獲得 配管職種に58選手が参加
第54回技能五輪全国大会が、10月21日から24日の4日間、チェリーナさがえ(山形県寒河江市)で開催
-
-
TOTO ドイツ有数のリゾートホテルがNEORESTを採用
ドイツの著名リゾート地にあり、首脳会議なども開催される5つ星ホテル「ホテル シュロス・エルマウ」に、
-
-
イシグロ/ヒトミ 資本・業務提携
配管機材専門商社のイシグロとヒトミは10日付で資本・業務提携した。 イシグロはヒトミの第三者割
-
-
ノーリツ「足湯deワールドカフェ2016」開催
湯まわり設備メーカーのノーリツは11月18・19の両日、外国人や日本人観光客などが多く訪れる
-
-
大阪管材組合 組合員企業を対象に 採用向けHP作成
大阪管工機材商業協同組合(理事長久門龍明氏)では、人材確保委員会(委員長多田修三氏)が中心となり、組
-
-
大空衛 配管コンテスト開催
大阪空気調和衛生工業協会主催の第8回配管技能コンテストが8月20日、大阪府東大阪市の府立東大
-
-
モノタロウ 防藻・耐圧ホース PB商品で低価格を実現
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ)は、ポリ塩化ビニル製の防藻層が、ホース内
-
-
ノーリツ 「おふろといえば、ノーリツ」浸透へ 6月末までキャンペーン
ノーリツは、「おふろといえば、ノーリツ」という顧客想起の向上を図ることを目的に、6月末まで二つのキャ
-
-
18年度第2四半期 リフォーム受注低迷 住宅「給排水設備」堅調
国土交通省がこのほどまとめた2018年度第2四半期(18年7~9月)の建築物リフォーム・リニューアル
-
-
老いる水道管 漏水が頻発
水道管の水漏れなどで水道水が無駄になる割合(無効率)が20%超と、極めて高い水道事業体(自治体や企業
PC
- PREV
- 潰れてしまったねじを回す方法
- NEXT
- TOTO「エアインオーバーヘッドシャワー」が世界で評価






