9月新設住宅着工、7カ月連続増 持家・貸家各5カ月連続増、分譲住宅は再び減
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国土交通省が発表した9月の新設住宅着工戸数は、前年同月比2.6%増(7カ月連続増)の7万7872戸となった。分譲住宅が2カ月ぶりに減少したが、持家と貸家がそれぞれ5カ月連続で増加し全体で増加した。

【新設住宅着工戸数】
新設住宅着工数は2008年まで年間100万戸台を維持してきたが09年に77万戸台に落ち込み、以降小幅な回復が続き一昨年は約98万戸まで持ち直したが、昨年は再び90万戸を割り込んだ。この9月の季節調整済み年率換算値は90万戸(前年同月比2万3000戸増)で、前月比では3万1000戸減(3.3%減)だった。着工床面積も5カ月連続で増加し0.6%増の642万7000平方メートル。
内訳をみると、持家は2.4%増の2万5219戸で、5カ月連続の増加。うち民間資金分は0.6%減の2万2035戸で4カ月ぶり減、公的資金分は29.7%増の3184戸で7カ月連続増。
貸家は13.3%増の3万4092戸で5カ月連続の増加。うち民間資金分は13.7%増の3万1313戸で7カ月連続増、公的資金分は9.8%増の2779戸で5カ月連続増。
分譲住宅は10.1%減の1万8239戸で2カ月ぶりの減少。うちマンションは22.4%減の7724戸で2カ月ぶり減。戸建て住宅は1.0%増の1万351戸で2カ月連続増。
地域別の動向は、首都圏は2.1%減の2万5366戸(8カ月ぶり減)。近畿圏は0.1%減の1万1697戸で2カ月連続減、中部圏は4.1%増の9354戸で5カ月連続増、その他地域は7.4%増の3万1455戸で6カ月連続増だった。
【建築物の着工床面積】
全建築物の着工床面積は1.2%減の1075万平方メートルで、2カ月連続の減少。このうち公共建築主分は15.0%減の46万平方メートルで14カ月連続減、民間建築主分は0.5%減の1029万平方メートルで2カ月連続減だった。
民間建築主分のうち、居住用は0.4%減の665万平方メートルで5カ月ぶり減。非居住用は0.7%減の364万平方メートルで2カ月連続減だった。
管材新聞 2015年11月25日 第1649号より抜粋
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