2015年主要管材生産
主要管材製品の2015年(暦年)の生産実績(経済産業省機械統計ほか)は、ポンプがまずまずの水準を維持し、鋳鉄管が回復の度合いを強めたが、鋼管、管継手、塩化ビニル管・継手、ステンレス溶接鋼管、家庭用電気井戸ポンプが低迷するなど全般的に伸び悩んだ。
【ポンプ】
前年まで3年連続で減少していた生産金額は8.8%増の2436億5700万円と増加に転じた。台数ベースでも4.1%増の241万2426台と2年連続の増加となった。
生産金額を品種別にみると、全生産台数の約3割を占める主力の「うず巻ポンプ」は9.4%増となり、13年、14年(いずれも0.3%の微増)から大きく回復してきた。
「回転ポンプ」は9.3%増、「その他のポンプ」は21.3%増で、ともに2年連続の増加。「耐食性ポンプ」も5.3%増と3年連続減に終止符を打った。製作日数がかかる高額製品のため毎年乱高下する「軸・斜流ポンプ」は23.3%増。
「水中ポンプ」は10.6%減と2年連続増から減少した。
【管継手】
生産金額は2.3%減の938億300万円と堅調だった14年(5.2%増)から減少に転じた。生産重量も6.1%減の10万1252トンと14年(0.1%増)から後退した。
生産金額を品種別にみると、14年は非鉄金属製(2.2%増、5年連続増)、鋼管製(8.3%増)、可鍛鋳鉄製(1.6%増)と堅調に推移したが、15年は鋼管製が横ばいをキープした程度で、全般に低迷した。重量ベースでも可鍛鋳鉄製の8.4%減を筆頭に全品種が不調だった。
【鋼管】
普通鋼鋼管の生産高は8.2%減の426万7866トンと2年連続の減少となった。14年に好調だった特殊鋼・熱間鋼管(13.4%増)、同・冷けん鋼管(12.1%増)も15年はそれぞれ39.8%の大幅減、4.6%減と振るわなかった。
普通鋼管を用途別にみると、14年にまずまずの水準を維持した油井管(1.9%増、2年連続増)、構造用管(2.3%増、5年連続増)もそれぞれ14.4%減、6.2%減と低迷した。
特殊配管用管は21.7%減、冷けん原用管も8.2%減とともに2年連続の減少。かん用管は23.8%減と5年連続減、配管用管も6.2%減と5年連続減。電線管だけは8.0%増と増加に転じた。
【ステンレス溶接鋼管】
生産重量は7.0%減の10万4665トンと13年(0.1%増)、14年(6.9%増)と続いた回復基調から再び低迷した。
品種別にみると、好不調の格差が大きい。自動車排ガス用は7.0%減と14年(2.4%増、3年連続増)から減少に転じ、配管用も10.1%減と14年(16.0%増)から低迷し、水道・屋内配管用は3.0%減、構造.装飾用は2.8%減といずれも2年連続して減少した。ボイラ・熱交用は27.2%増、サニタリー用は20.1%増と増加に転じた。
【家庭用電気井戸ポンプ】
生産台数は4.9%減の18万6981台と14年(14.5%減)に続いて減少した。販売台数も10.2%減の18万1076台にとどまり、不調だった14年(11.0%減)からさらに低迷した。年末在庫は前年末比1.4%増加した。
【鋳鉄管】
生産重量は10.8%増の39万8930トンと14年(4.8%増)に続いて4年連続の増加となった。販売重量も13.8%増の39万9146トンで14年(1.9%増)に続き4年連続増加。
年末在庫は前年末比15.8%減少した。
【塩ビ管・継手】
塩ビ管の生産重量は4.9%減の28万6977トンと14年(8.7%減)に続いて2年連続の減少となった。塩ビ継手の生産重量も15.4%減の2万8043トンと14年(2.8%減)からさらに減少幅を広げた。
年末在庫は前年末比、塩ビ管で2.2%減、継手で5.0%増となっている。
管材新聞 2016年4月27日 第1664号より抜粋
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