JFEスチール 国内向け鋼管全品種を5%値上げ
公開日:
:
業界ニュース
JFEスチール鋼管営業部はこのほど、国内向け鋼管全品種の値上げを発表した。
鍛接管、電縫管、継目無管、UOE鋼管の全需要分野向けを対象に、8月契約分より現行価格に対し5%値上げする。
同社は、足下の市場環境が低迷し、販売数量が減少するとともに市況下落により国内向け鋼管の収益が厳しい状況が続いていることから、今後の安定供給体制の維持には収益改善が急務としている。
一方、鋼管需要環境は足下こそ物件の端境期にあり低水準で推移しているが、今秋以降は首都圏を中心とした再開発需要、オリンピック・パラリンピック関連の大型物件など動きが活発化し活動水準の回復が見込め、中国・アジア市況での回復を背景に素材であるホットコイルも値上基調で、今後は轢く内視鏡の底打ち・需要のタイト感も想定されるとしており、市況下落に伴い陥没した価格の是正も必要としている。
同社はこうした環境と主原料コストの上昇も踏まえ、需要回復時の安定供給体制の維持を見据えて値上げを決めた。
管材新聞 2016年9月7日 第1677号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
15年度上期 建物リフォーム 非住宅で大きく盛り返す住宅分野も堅調に推移 管工事業はいぜん低迷
国土交通省がこのほどまとめた2015年度上期(15年4~9月)の建築物リフォーム・リニューアル工事受
-
-
キッツ・東亜バルブエンジニアリングが資本業務提携
キッツと東亜バルブエンジニアリングは12日、バルブ事業で資本業務提携を締結したと発表した。キッツ
-
-
カクダイ副社長「商品力向上セミナー」
「経営者と社員との間に溝があると何もできない。愛社精神を育むことがオモシロイ商品開発につなが
-
-
外需大幅減ながら民需、官公需とも増で2年ぶり増 2018年環境装置受注額6491億円 水質汚濁防止装置は9.1%増 2285億円
日本産業機械工業会が公表した2018年暦年の環境装置受注額は、前年比1.0%増の6490億7700万
-
-
国交省 民間工事の品質確保へ「指針」策定
国土交通省はこのほど、民間建設工事について発注者と受注者などの関係者が施工上のリスクに関する事前の情
-
-
18年度 下請法違反指導件数 9年連続で過去最多更新
公正取引委員会がこのほど公表した2018年度の下請法違反による指導件数は7710件で、過去最多を9年
-
-
2015年5月 ポンプ業界の動向
日本産業機械工業会(産機工)まとめの2014年度のポンプ受注額は、同上半期(前年同期比5%減)の低迷
-
-
昨年度設備工事受注 やや回復 2.7%増 「管工事」8年連続増
国土交通省がこのほどまとめた2017年度の設備工事3業種(電気・管・計装工事の各主要20社)の受注額
-
-
配管工は1.7%不足 8職種全体傾向は75カ月連続不足 9月の建設労働需給
国土交通省がまとめた9月の建設労働需給調査結果によると、配管工の過不足率は前月(0.9%不足)から0
-
-
昨年建機出荷額 内需2年ぶり減・外需2年連続増 合計では2年連続増、過去最高を更新 油圧ショベルは内需減・外需増、ミニショベルは内外需とも増
日本建設機械工業会がまとめた2018年(暦年)の建設機械出荷額は、前年比8.1%増の2兆7590億円