昨年の白物家電出荷金額 2年連続増の2.0%増ルームエアコンは6%増
公開日:
:
業界ニュース
日本電機工業会(JEMA)が1月24日明らかにした2017年(暦年)電気機器の生産実績のうち、民生用電気機器の国内出荷額は前年度比2.0%増の2兆3479億円であった。
夏の天候不順の影響が一部地域でみられたものの、安定した買替需要に支えられ、省エネ製品・高付加価値製品が堅調に推移し、1997年以降最も高い出荷金額となり、2年連続増であった。ルームエアコンは892万4000台で6.9%増、7232億5900万円で6.2%増となった。
昨夏は天候不順の影響が一部地域でみられたものの、消費者の省エネ製品への関心が継続しており、過去最高を記録した2013年に次ぐ高い水準であった。
換気扇は、649万5000台で2.1%増、1223億5100万円で4.3%増となり、電気温水式は7万8000台で8.2%減、165億2500万円で5.0%増となった。
このほかの主要機種は次の通り。
▽電気冷蔵庫=387万2000台、1.5%増/4237億5200万円、0.8%減。少人数世帯の増加もあり、容量別構成比では400リットル以下の中・小型タイプの構成比がやや拡大した。
▽電気洗濯機=460万5000台、4.7%増/3277億7800万円、2.7%増。全体の約9割強を占める全自動洗濯機は、まとめ洗いや大物洗いへのニーズが高まり大容量へとシフトしている。
▽電気掃除機=499万5000台、0.4%減/1038億8400万円、3.8%減。「キャニスター形」の台数構成比は減少する一方で、「たて形」の構成比が伸長している。
▽電子レンジ=346万3000台、9.5%増/979億3200万円、4.0%増。全体の約7割を占める「オーブンレンジ」も堅調ながら、「単機能レンジ」の出荷が増加している。
▽ジャー炊飯器=557万1000台、1.6%減/1154億4500万円、6.6%減。高火力で炊き上げる「IH式」の台数構成比は、約7割強で推移している。
▽IHクッキングヒーター=76万2000台、1.9%増/759億2000万円、1.9%増。清掃性や調理機能の向上も進み、堅調に推移している。
管材新聞 2018年2月28日 第1730号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
モノタロウ 1万円で揃う全身防寒コーディネート
昨年11月、関東地方で観測史上初の積雪を記録したことは記憶に新しいが、工業用間接資材の通信販売最大手
-
-
2014年度産業機械 ポンプ受注0.3%増 内需0.7%減、外需3.2%増 産業機械全体では2年連続増
日本産業機械工業会がまとめた2014(平成26)年度の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注
-
-
2015年度下請法違反指導件数 6年連続過去最多を更新
公正取引委員会がこのほど公表した2015年度の下請法違反による指導件数は5980件(別に勧告4件)で
-
-
2016年度 下請法違反指導件数 7年連続で過去最多更新
公正取引委員会がこのほど公表した2016年度の下請法違反による指導件数は6302件(別に勧告11件)
-
-
2月新設住宅着工、3カ月連続増 持家5カ月連続増 分譲住宅7カ月連続増ながら貸家6カ月連続減
国土交通省が発表した2月の新設住宅着工戸数は、前年同月比4.2%増(3カ月連続増)の7万1966戸と
-
-
モノタロウ 「経費節減カタログ Vol.5」発刊 1万7000点掲載
MonotaRO(モノタロウ)はこのほど、ユーザーのコスト削減に役立つプライベートブランド(PB)商
-
-
昨年のエアコン国内出荷家庭、業務用とも堅調
日本冷凍空調工業会がこのほどまとめた2017年(暦年)のルームエアコン(家庭用エアコン)の国内出荷台
-
-
14年度末下水道整備状況 全国平均77.6%、整備人口61万人増加
国土交通省がこのほどまとめた2014年度末(昨年3月末)の全国下水道処理人口普及率(下水道普及率)は
-
-
積水化学 環境・ライフラインカンパニー管轄の子会社統合 「東日本積水工業」設立
積水化学工業 環境・ライフラインカンパニーは4月2日、関東~東北エリアの生産拠点を再編し、100%出
-
-
「鋼管技術研究会」設立
JFEスチール、JFE継手、シーケー金属、第一高周波工業、リケン、レッキス工業の6社はこのほど、配管