LIXIL 災害時対応の公共トイレ発売
LIXILは、災害時に普段と同じように使える公共トイレ「レジリエンストイレ」を4月1日に発売した。価格は18万円(税別、工事費別途)。
都内で行われた新製品発表会で、LIXIL Water Technology Japanトイレ・洗面事業部の衛陶開発部長は開発背景と新商品の概要について語り、「レジリエンストイレはわれわれが長年衛生問題に取り組んできたLIXILの新しい答え。自然災害はなかなか防ぐことはできないが、その後の人的被害は知恵や培った技術で必ず防ぐことができる」と社会的使命や魅力を強調した。
従来品は通常1回の洗浄で5リットルの水を使用するが、新製品は災害時にタンクのふたを外して内部の構造を切り替えて水量を1リットルに抑えることができる。重力で汚物を排出し、バネの力で弁を開閉する強制開閉式を採用しており、ポンプで循環させる汚水循環方式と、断水時にプールなどからくみ上げた少量の水で洗浄させる手動給水方式の2つの仕組みで下水道まで搬送する。
大地震や水害などで避難生活を強いられた際、トイレに関して衛生面などで不安を抱える人が多く、脱水症などの健康障害や災害関連死に対応した。避難所となる学校などの施設への設置を想定している。
管材新聞 2019年4月10日 第1770号より抜粋
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