化学産業総合展開催 管材・機器メーカーも多数出展
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化学産業を中心とした総合展「INCHEM TOKYO2015」(主催:日本能率協会、化学工学会)が25~27日3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。
今回で30回目を迎えるアジア最大級 日本唯一の化学プロセス産業用プラントの展示会「プラントショー」を中核に、最先端の高機能材料・素材の「先端材料展 イノベーション・プロダクツ」、水処理技術・サービスの「水イノベーション」、製造業向けエネルギー・環境対策の「ECO-MAnufacture」、水素エネルギーを取り上げた「水素エネルギー技術展」の5つの展示会で構成。全体で415社が出展し、約2万3000人が来場した。
製造業の省エネ・省コスト対策、革新的な水循環システムの構築に焦点を当て、各分野の専門性を高めるとともに幅広い分野の最先端技術が紹介された。化学産業の将来へ向けた指針や国内外化学企業の事業戦略をテーマに「プラントショー30回開催記念特別講演会」も行われた。水ビジネスでは中国の産業用水・排水処理ビジネス市場の展望とともに、カンボジアやインドなど6カ国の上下水道の整備状況や運営上の課題などが紹介された。
また、「地方自治と水道シンポジウム」では水道技術に焦点を当て、水処理、水質管理、水道システム、情報通信技術(ICT)活用、人材、リスク管理などの観点から中小水道の持続・発展策を探った。「水イノベーション特別講演会」では長期的な目で日本と世界の水インフラを展望。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は新築公共建築物などのZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実現に向けたロードマップや最新技術動向について紹介された。「産学官マッチングフォトラム」は高度化する撹拌技術、省エネルギー技術、水素エネルギー技術をテーマに開催。日独先端化学技術フォーラムではナノテクノロジーと製剤をテーマに開催された。
今回の総合展では本紙関連の管材・機器メーカーも多数出展。日本バルブ工業会はバルブを初心者向け解説パネルでアピールした。展示パネルを見てクイズに答え、抽選で「ばるちゃん」グッズ(ぬいぐるみ・ストラップほか)を提供し、多数の来場者がアンケートに答えていた。
管材新聞 2015年12月9日 第1651号より抜粋
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