6月新設住宅着工、6ヶ月ぶり減 持家・貸家増続くも分譲住宅が15%減
国土交通省が発表した6月の新設住宅着工戸数は、前年同月比2.5%減(6ヶ月ぶり減)の8万5953戸となった。持家が5ヶ月連続で増加し貸家が8ヶ月連続増加したが分譲住宅が5ヶ月ぶりに減少した。
【新設住宅着工戸数】
新設住宅着工数は2008年まで年間100万戸台を維持してきたが09年に77万戸台に落ち込み、以降小幅な回復が続き13年は約98万戸まで持ち直した。14年は再び90万戸を割り込んだが15年は90万個に乗せた。6月の季節調整済み年率換算値は100万4000戸(前年同月比2万6000戸減)で、前月比では1万3000戸減(1.3%減)だった。同数値が100万戸を超えたのは2ヶ月連続。着工床面積も5ヶ月ぶりに減少し3.0%減の703万8000平方メートル。
内訳をみると、持家は1.1%増の2万6944戸で、5ヶ月連続の増加。うち民間資金分は1.7%増の2万3908戸で4ヶ月連続増、公的資金分は3.4%減の3036戸で16ヶ月ぶり減。
貸家は3.7%増の3万6910戸で8ヶ月連続の増加。うち民間資金分は2.0%増の3万2863戸で8ヶ月連続増、公的資金分は19.7%増の4047戸で3ヶ月連続増。
分譲住宅は15.2%減の2万1617戸で5ヶ月ぶり減。うちマンションは28.1%減の1万185戸で2ヶ月連続減。戸建て住宅は1.1%増の1万1279戸で8ヶ月連続増。
地域別の動向は、首都圏は3.0%増の2万9719戸(4ヶ月連続増)。近畿圏は11.5%増の1万2681戸で6ヶ月ぶり減、中部圏は1.4%減の9366戸で5ヶ月ぶり減、その他地域は3.5%減の3万4187戸で6ヶ月ぶり減だった。
管材新聞 2016年8月10日 第1675号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
日栄インテック アグリ・ビジネス・ジャパンで植物工場などが注目
アグリ・ビジネス・ジャパン2017(アグリ・ビジネス・ジャパン実行委員会主催)が9月13~1
-
-
建機需要予測 17年度2兆1165億円、9%増 旧型機更新需要で国内増 18年度2兆781万円、2%減
日本建設機械工業会(建機工)はこのほど、建設機械需要の2017年度および18年度予測をまとめ
-
-
昨年度建築物リフォーム 2年連続で減少 住宅分野は微増
昨年度建築物リフォーム 2年連続で減少 住宅分野は微増 国土交通省がこのほどまとめた2018年
-
-
LIXIL住生活 高齢者の住まい探し相談サイト開設
LIXIL住生活ソリューションは、高齢者の住まい探しをサポートする老人ホーム・介護施設の検索・相談サ
-
-
昨年の製造業工場立地 リーマンショック後2番目の高水準
経済産業省がまとめた2017年(1~12月)の「製造業等」(製造業、ガス業、熱供給業)の工場件数は前
-
-
モノタロウ 40万点が当日出荷可能に
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ http://www.monotaro.
-
-
アルミ協会 絵画コンクール入賞作品発表
日本アルミニウム協会は、昨秋から今年1月まで募集した「第6回『アルミと未来』絵画コンクール」の入賞作
-
-
モノタロウ 茨城県の物流センターが完成 在庫能力50万アイテム ロボット導入
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ)が茨城県笠間市で建設を進めていた専用物流
-
-
18年度末下水道普及率 全国平均79.3%
国土交通省がまとめた2018年度末(19年3月末)の全国下水道処理人口普及率は、前年度末比0.5ポイ
-
-
TOTOなど4社 SOFCに関する合弁会社設立で合意
森村グループ4社(ノリタケカンパニーリミテド=名古屋市、TOTO=福岡県北九州市、日本ガイシ