鶴見製作所 ツルミ簡易止水装置OMK型「おうちまもるくん」
近年、地球温暖化、ヒートアイランド現象によるゲリラ豪雨により、コンビニ等に代表される店舗の防水処置を施せない玄関ドアから店舗内へ大量の浸水が生じ、大きな損害に至ることが社会問題化している。
鶴見製作所は同社の得意分野である残水吸引技術・真空気密技術を利用して、豪雨による店舗内への浸水被害を最小限に食い止めることを目的に簡易止水装置OMK型「おうちまもるくん」を昨年開発し、市場で高い評価を得ている。
同製品は、基本的に店舗玄関に重量物である土のうの代わりに、軽量ゴム材と発泡スチロール材で構成された本体と専用吸引ポンプとの組合せで簡易的に止水する構造となっており、高い止水性能を発揮するだけでなく、設置後も開口部の出入り通行ができるのが大きな特徴。
また、凸凹面にも設置できるため、多種多様な開口部に設置可能。設置用の事前工具も不要で、女性一人でも簡単かつ迅速に設置作業を行うことができる。
従来品であるサッシ縦枠最大幅2100ミリに加え、本体幅600ミリタイプも製作した事により、多様な組み合わせが可能で、片側ドア・シャッター等多様な組み合わせが出来るようになった。
なお、6月1~2日に大阪市北区のグランフロント大阪で開催される「震災対策技術展」、6月8~9日に大阪・南港のインテックス大阪で開催する「防犯防災総合展 in KANSAI」にも出展し高い止水性能を来場者にアピールする。
管材新聞 2017年5月24日 第1703号より抜粋
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