4月新設住宅着工、2カ月連続増 持家・貸家・分譲住宅とも増加
公開日:
:
業界ニュース
国土交通省が発表した4月の新設住宅着工戸数は、前年同月比1.9%増(2か月連続増加)の8万3979戸となった。持家が2カ月ぶり増、貸家が18カ月連続増、分譲住宅が3カ月ぶりに増加した。
新設住宅着工戸数
新設住宅着工数は2008年まで年間100万戸台を維持してきたが、09年に77万戸台に落ち込み、以降小幅な回復が続き13年は約98万戸まで持ち直した。14年は再び90万戸を割り込んだが15年は90万個に乗せ、16年は100万戸到達が期待されたが届かず、96万7237戸にとどまった。4月の季節調整済み年率換算値は100万4000戸(前年同月比1万9000戸増)で、前月比では2万戸増(2.0%増)だった。着工床面積も3カ月ぶりに増加し、3.0%増の684万2000平方メートル。
内訳をみると、持家は0.8%増の2万3751戸で、2カ月ぶりの増加。うち民間資金分は1.1%増の2万1060戸で2カ月ぶり増、公的資金分は1.6%減の2691戸で2カ月連続減。
貸家は1.9%増の3万6194戸で18カ月連続の増加。うち民間資金分は5.2%増の3万2647戸で18カ月連続増、公的資金分は20.9%減の3547戸で2カ月連続減。
分譲住宅は2.9%増の2万3708戸で3カ月ぶり増。うちマンションは1.3%増の1万2097戸で3カ月ぶり増。戸建て住宅は5.2%増の1万1504戸で18カ月連続増。
地域別の動向は、首都圏は1.4%増の3万220戸(2カ月連続増)。近畿圏は9.5%減の1万1812戸で3カ月連続減、中部圏は2.1%増の8577戸で2カ月ぶり増、その他地域は7.1%増の3万3370戸で3カ月ぶり増だった。
建築物の着工床面積
全建築物の着工床面積は9.5%増の1187万平方メートルで、2カ月ぶりの増加。このうち公共建築主分は5.6%増の77万平方メートルで3カ月ぶり増、民間建築主分は9.8%増の1110万平方メートルで2カ月ぶり増だった。
民間建築主分のうち、居住用は4.3%増の713万平方メートルで3カ月ぶり増。非居住用は21.2%増の398万平方メートルで2カ月ぶり増だった。
管材新聞 2017年6月14日 第1705号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
モノタロウ 理化学機器の低価格レンタルサービスを開始
モノタロウ 理化学機器の低価格レンタルサービスを開始 MonotaRO(モノタロウ)は このほ
-
-
18年第1四半期の住宅 リフォーム7.6%減(矢野経済研)
矢野経済研究所はこのほど、国内の住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査結果(2018年1~3月
-
-
韓国工具・用品専門通販サイト「Hankook Tool」オープン
継手・バルブ・ホース金具など配管部品専門商社のフローバルはこのほど、業界初となる韓国工具・用品専門通
-
-
来年度建設投資2.7%減へ 民間住宅微増、非住宅横ばい
2019年度の建設投資額は18年度(見通し)比2.7%減少するという予測が出された。建設経済研究所が
-
-
「エコ対応の管材」 南国フレキ工業 フレキシブルメタルホース
RoHS指令に適合した環境対応製品の「フレキシブルメタルホース」シリーズ。 耐熱・耐圧
-
-
TOTO タイにウォシュレット量産工場を新設
TOTOは、温水洗浄便座「ウォシュレット」の量産工場として、タイに新工場(TOTOタイランド第3工場
-
-
16年度家電リサイクル
環境省はこのほど、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に基づく、2016年度の家電リサイクル
-
-
16年度建設投資 1.6%増の51兆7700億円
国土交通省はこのほど、2016年度の建設投資を前年度比1.6%増の51兆7700億円とする見通しを発
-
-
JFE継手 配管用継手など価格引き上げ
JFE継手は、来年2月1日出荷分より一般配管用継手、給水配管用継手などの価格改定(引き上げ)を実施す
-
-
日本バルブ工業会 バルブフォト五七五募集
日本バルブ工業会は、「バルブは生活、産業を支える重要機器であり、一般の認識を高めたい」として3月21
PC
- PREV
- 京都管材商組合 京都の空衛工事団体と「災害協定」締結
- NEXT
- スパナとレンチの違いとは?