5月新設住宅着工、2カ月連続増 貸家の減少続く、持家も減、分譲住宅は増加
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国土交通省が発表した5月の新設住宅着工戸数は、前年同月比1.3%増(2カ月連続増)の7万9539戸となった。持家は4カ月連続減少し、貸家が12カ月連続減だったが、分譲住宅は2カ月連続増だった。
新設住宅着工戸数
新設住宅着工数は2008年まで年間100万戸台を維持してきたが09年に77万戸台に落ち込み、以降小幅な回復が続き13年は約98万戸まで持ち直した。14年は再び90万戸を割り込んだが15年は90万個に乗せ、16年は100万戸到達が期待されたが97万戸弱にとどまり、17年も96万4641戸だった。5月の季節調整済み年率換算値は99万6000戸(前年同月比1万1000戸増)で、前月比では4000戸増(0.4%増)だった。着工床面積は11カ月ぶりに増加し0.1%増の641万5000平方メートル。
内訳をみると、持家は2.2%減の2万3321戸で、4カ月連続の減少。うち民間資金分は2.1%減の2万715戸で4カ月連続減、公的資金分は2.9%減の2606戸で11カ月連続減。
貸家は5.7%減の3万1083戸で12カ月連続減少。うち民間資金分は5.6%減の2万8457戸で12カ月連続減、公的資金分は6.6%減の2626戸で2カ月ぶり減。
分譲住宅は12.2%増の2万3944戸で2カ月連続増。うちマンションは20.7%増の1万1861戸で2カ月連続増。戸建て住宅は5.8%増の1万1944戸で2カ月連続増。
地域別の動向は、首都圏は4.2%減の2万6574戸(5カ月連続減)。近畿圏は27.2%増の1万4140戸で2カ月連続増、中部圏は19.1%増の9860戸で2カ月連続増、その他地域は7.6%減の2万8965戸で6カ月連続減だった。
建築物の着工床面積
全建築物の着工床面積は2.7%減の1091万平方メートルで、2カ月連続の減少。このうち公共建築主分は17.4%減の44万平方メートルで2カ月連続減、民間建築主分は2.0%減の1048万平方メートルで3カ月ぶり減だった。
民間建築主分のうち、居住用は0.1%減の665万平方メートルで6カ月連続減。非居住用は5.2%減の383万平方メートルで4カ月ぶり減だった。
管材新聞 2018年7月11日 第1744号より抜粋
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