LIXIL リフォーム需要顕在化へ 全国5会場でフェア
LIXILは、「LIXILリフォームフェア2018」を全国5会場で展開中。水まわりから玄関・窓回り、IoTが叶える便利な近未来の生活まで数々の空間展示や体感展示でリフォーム需要の顕在化強化に注力している。
同フェアは、流通店およびコントラクターと同社が三位一体となってリフォーム需要を創造することを目的に15年に初開催。回を重ねるごとに評価が高まっており、昨年の来場者アンケートでは92%が「参考になった」と答えたという。
4回目となる今回はこれまで以上にビフォー&アフターの展示などを充実させ、「リフォームの良さに気づく、住まいの悩みの解決策が見つかる、そして、部位ごとの最新機能に触れて『リフォームしたい』と感じるフェアにした」(リフォーム事業部長)。
例えば、キッチンであれば、独立キッチンから対面キッチンへのリフォームで、200万円台、300万円台(L型)、400万円台(アイランド型)の3パターンを展示し、ライフスタイルやデザイン、予算に合せた提案を実施。「ショールームではスペース的に難しいが、さまざまなプランを実際に見て比較検討していただけることが広い会場を使うフェアの良さ」と強調していた。
また、節水や清掃など機能が各社ほぼ横並びとなったトイレでは、コーディネートを楽しむ空間展示を6種用意。来場者が好みのプランに投票できるようにし、興味をそそっていた。
ゾーンごとに設けた実演ステージも毎回人だかりができていた。業界に先駆け、すでにサービスを開始しているIoTゾーンでは、スマートスピーカーに「おはよう」と声をかけると、エアコン、照明が作動し、窓のシャッターが開く実演や、カメラセンサーが来訪者を検知するとスマートフォンに現場の動画をメールで送り、防犯に役立つ実演などが注目を集めた。
今年の同フェアは、5月12・13日の東北会場(仙台)を皮切りに、東京、九州(熊本)、関西(大阪)、中部(名古屋)で開催。地域のショールームで開催する北海道、中四国を合わせて、約10万人の来場を見込んでいる。
なかでも関西地区は「流通各社のリフォーム市場への取組みが早かったこともあり、リフォーム率が全社平均を上回っている」(理事関西支社長)という“熱い市場”。6月30日・7月1日の両日で開催した関西会場(インテックス大阪)には女性客を中心に約5500組が来場し、盛況だった。
管材新聞 2018年7月11日 第1744号より抜粋
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