川崎重工 国内初のLNGバンカリング船1隻を受注
公開日:
:
業界ニュース
川崎重工業は、川崎汽船、中部電力、豊田通商および日本郵船の4社が出資する合弁会社「セントラルLNGシッピング」と、国内で初めて、3500立法メートル型LNGバンカリング船1隻の造船契約を締結したと発表した。同社坂出工場で建造し、2020年に引き渡しの予定。
LNGバンカリング船は、LNG燃料推進船に海上でLNG燃料を供給するための設備を有する船舶。重油の代わりにLNGを燃料とする船舶の導入に向けた動きが進む中、20年に強化される船舶の排出ガス規制への有力な対応策として国内で稼働する初めての建造船となる。
同船の開発・設計にあたっては、同社が有する豊富なLNG関連技術が用いられている。内航LNG船で多数実績のある堅ろうなアルミニウム合金製の横置円筒・蓄圧型独立タンク1基を搭載し、その防熱システムには世界一の性能と品質を誇るという同社独自のカワサキパネル方式が採用されている。16年に同社が引き渡した世界初のLNG燃料自動車運搬船(PCTC)2隻の建造で得られたLNGバンカリングに関する知見も設計にいかされているという。
管材新聞 2018年7月25日 第1745号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
古島と日本管材センターが業務提携
古島と日本管材センターの両社は11月1日付で業務提携契約を締結した。 古島は地方を中心に営業基
-
-
15年度上期建設工事受注 前年度比7%増 建築・建築設備堅調
国土交通省の建設工事受注動態統計調査による2015年度上半期(4~9月)の建設工事受注額は、前年同期
-
-
LIXIL住生活ソリューションなど 中古住宅・空き家流通の活性化支援ソフト
LIXIL住生活ソリューションと日本ホームステージング協会は中古住宅・空き家の流通を活性化する同協会
-
-
15年度フロン再生 量は約965トン
環境、経済産業両省は「フロン排出抑制法」(略称)に基づく2015年度のフロン類の再生・破壊状況をとり
-
-
配管メーカー ベンカンがブロック玩具「チューブロック」を開発 2016年9月発売予定
群馬県に本社がある配管継手メーカー、株式会社ベンカンが、ブロック玩具「チューブロック」を開発
-
-
4~6月期自社景況判断 製造・非製造とも悪化 中小企業の回復は遅れる見通し
内閣府、財務省がこのほど発表した4~6月期の法人企業景気予測調査(第57回調査)結果によると、現状の
-
-
TOTO ベッセル式洗面器がiFゴールド賞受賞
TOTOのベッセル式洗面器が、国際的に権威のある『iFデザイン賞2017』(主催:独iFインターナシ
-
-
学校のトイレ 和式、まだ半数以上 築30年以上では7割超え
TOTOなど6社で活動する、学校のトイレ研究会が実施した全国の公立小・中学校5000校の教職
-
-
2018年3月末 汚水処理普及率90.9% いぜん都市・地方で格差大
農林水産、国土交通、環境の3省がこのほどまとめた汚水処理人口普及状況によると、2017年度末(201