LIXIL 中小工務店など対象に省エネ住宅セミナー

LIXILは、中小工務店などを対象に全国76会場で「省エネ住宅まるわかりセミナー」を開催中。20年に義務化が予定されている省エネ基準に適合するための具体的な対応方法や、さらに高い水準の性能が求められるZEHなどについて解説し、情報を提供することで市場の活性化に努めている。
このセミナーは、日建学院が国庫補助を受け実施する「中小工務店への講習会及び使用提案事業」の実施事業社として同社が受託して行うもの。11月21日に開催した大阪会場(LIXILショールーム南港)では、ビルダー、流通商社など計80人が聴講。熱心にメモを取り、質問していた。
低炭素社会の実現に向け、国が住宅のさらなる省エネ化を進める一方で、市場では熱中症やヒートショックなど「健康」の観点から省エネを含んだ住環境への関心が高まっている。また、省エネ住宅にすることにより、ランニングコスト低減や資産価値向上にもつながり、購入の際には補助金や優遇税制も利用できるなど施主自身が享受できるメリットも大きく、訴求効果が見込まれることから、省エネ住宅に対応できる体制を整えることが業界のビジネスには不可欠となってきている。
省エネ基準の判定には、外皮性能と一次エネルギー消費量の2つが対象となり、3つの判定方法があるが、それぞれ一長一短がある。同社はこういった省エネ計算を簡便にし、ZEHやHEAT20の計算にも対応するオリジナルのソフトを10月にリリース。セミナーではこれを使った施主への提案書作成や各種申請書の出力まで実演をまじえて詳しく解説した。
また、ZEHの普及促進を目的に東京電力エナジーパートナーとの合弁で昨年設立したLIXIL TEPCOスマートパートナーズが提供する、太陽光発電システムの設置を施主負担実質ゼロ円にする国内初のスキーム「建て得」も紹介。差別化に利用してほしいと訴えていた。
管材新聞 2018年12月12日 第1758号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
キッツスマート養殖 マダイの長期飼育とプラント運用試験に成功
キッツはこのほど、陸上で魚を養殖するプラントを独自に開発し、マダイの長期飼育および同プラントの自動制
-
-
因幡電機産業 因幡電工事業部 被覆銅管とスリムダクトSDシリーズ 価格改定
因幡電機産業 因幡電工事業部(本部・東京都港区)は、4月1日出荷分より冷媒被覆銅管とスリムダクトSD
-
-
昨年建設受注6.9%増 設備工事も堅調に推移
国土交通省がこのほど公表した2015年の建設工事受注高は前年比6.9%増と、3年連続の増加となった。
-
-
企業景況見通し 大・中堅で「上昇」、中小は「下降」
内閣府・財務省の第59回法人企業景気予測調査(調査時点2018年11月15日)によると、足元(10~
-
-
17年度末下水道普及率 全国平均78.8% 整備人口49万人増加
国土交通省がこのほどまとめた2017年度末(18年3月末)の全国下水道処理人口普及率は、前年度末比0
-
-
16年度家電リサイクル
環境省はこのほど、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に基づく、2016年度の家電リサイクル
-
-
2016注目の新製品 三栄水栓製作所 デザイン混合栓「cye」(サイ)
デザイン混合栓シリーズ「cye」(サイ)は、新たな要素を加えず、既にある要素「再」のみを取り
-
-
MonotaRO 春向け厳選商品カタログ発刊
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ)は2月28日、顧客向け商品カタログ『間接
-
-
イシグロ 沖縄の「協同バルブ商事」グループ会社化
配管機材専門商社のイシグロはこのほど、協同バルブ商事から事業譲渡を受けることで合意に達したと発表した
-
-
〈日邦バルブ①〉日邦バルブ135周年
日邦バルブ(本社・長野県松本市、社長菅原博氏)は創業135周年を超えた。 明治16年に、初代中
PC
- PREV
- 水生活製作所 「おぷろAROMA」
- NEXT
- ノーリツ 米ボイラーメーカーを買収






