昨年度建築物リフォーム 2年連続で減少 住宅分野は微増
昨年度建築物リフォーム 2年連続で減少 住宅分野は微増
国土交通省がこのほどまとめた2018年度の建築物リフォーム・リニューアル工事受注額は、前年度比3.3%減の12兆749億円で17年度(同20・6%減)に続いて減少した。「非住宅」分野は5.8%減と2年連続で減少し、「住宅」分野は2.2%増と微増ながら増加に転じた。両分野とも主力の「改装・改修」「維持・修理」は増加。「管工事業」は「非住宅」分野で低迷したものの、「住宅」分野で飛躍的に伸びた。
受注高(件数・金額)は元請としての工事受注と、各月の最初に受注した工事2件の個別工事内容を調査し推計したもので、18年度の受注額は12兆479億円、前年度比3.3%減と、17年度に引き続き減少した。
「住宅」分野の受注額は3兆9150億円、2.2%増加し、17年度(31.4%減)の不振から脱した。受注額上位の「戸建て住宅」が2兆752億円で1.4%減少したが、「共同住宅」が1兆7204億円で6.7%増加し、全体を底上げした。
「住宅」分野を工事種類別にみると、主力の「改装・改修」が2兆9583億円で2.9%増と、17年度(36・8%減)の不振から持ち直したのをはじめ、「維持・修理」も7604億円で6.3%増となり、17年度(横ばい)の低迷を脱した。「一部改築」は1161億円で13.5%減、17年度(18・2%減)に続いて振るわなかった。「増築」も802億円、23.6%減と17年度(30.9%減)の低迷からさらに冷え込んだ。
「非住宅」分野の受注額は8兆1600億円、5.7%減少し、17年度(14.6%減)に続いて減少した。主要建物・施設では「事務所」が1兆7030億円、7.9%減と17年度(5.3%減)に続いて不振。もう一つの主力である「生産設備(工場.作業場)」も1兆6989億円で9.8%減と、17年度(1.1%減)の低迷から抜け出せなかった。
「非住宅」分野を工事種類別にみると、大半を占める「改装・改修、維持.修理」が7兆4431億円で1.0%減、17年度(18.6%減)に続いて減少した。「増築」は4275億円、42.7%減と、17年度(55.8%増)から後退した。「一部改築」も2893億円、26.6%減と17年度(7.7減)に続いて振るわなかった。
本紙関連の「管工事業」の受注額をみると、「非住宅」分野で1兆2041億円、23.8%減と低迷したが、「住宅」分野は3156億円、95.9%増とほぼ倍増した。受注件数は「非住宅」で57万6722件、20.5%減、「住宅」分野で87万5430件、64.1%増。
このほか、主要業種の受注額は、「建築工事業」が「住宅」分野で2兆4576億円、4.9%減、「非住宅」分野で2兆6414億円、5.8%減、「一般土木建築工事業」が「住宅」分野で1228億円、1.9%減、「非住宅」分野で2兆316億円、3.0%減、「職別工事業」が「住宅」分野で8540億円、8.6%増、「非住宅」分野で8310億円、2.4%増、「電気・機械器具設置工事業」が「住宅」分野で1564億円、2.9%増、「非住宅」分野で1兆3520億円、0.9%増となった。
工事目的別の受注件数(複数回答)をみると、「住宅」は「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(約571万件)、「省エネルギー対策」(約21万件)、「高齢者・身体障害者対応」(約10万件)の順に多い。「非住宅」は「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(約258万件)、「省エネルギー対策」(約17万件)の順。
工事部位別の受注件数(複数回答)では、「住宅」は「給水給湯排水衛生器具設備」(約49万件)、「内装」(約31万件)の順。「非住宅」は「電気設備」(約18万件)、「内装」(約16万件)の順。
管材新聞 2019年8月7日 第1780号より抜粋
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