キッツ 韓国バルブメーカー「シーパス社」買収 バタ弁の体制強化
キッツは4月9日、韓国のバルブメーカー「Cephas Pipelines Corp.(シーパス社)」の全株式譲り受けについて同社経営者(創業者)との間で3月30日に譲渡契約を締結し、全額子会社にしたと発表した(譲受完了は同月17日)。
キッツによると、シーパス社は豊富な製品ラインナップを有し、大口径まで生産可能なバタフライバルブ(バタ弁)に特化したバルブメーカー。キッツが第3期中期経営計画(2016~18年度)で重点市場に掲げている石油化学分野をはじめ、発電所、石油精製、海水淡水化設備および船舶などで使用される工業用バタ弁に強みを持つ。キッツは14年から同社のバタ弁を調達し国内外で多数の納入実績を挙げている。
近年、プラントの大規模化に伴って使用される配管の口径が大きくなる傾向にあり、大口径バタ弁のニーズが高まっている。他の形状のバルブに比べて配管設置の寸法を小さくできるバタ弁の特性から採用が拡大していることを踏まえ、キッツは自社の技術開発による生産体制および製品ラインナップの拡充を図ってきたが、今後はキッツとシーパス社の強みを活かした生産体制を構築し、キッツのグローバルネットワークによりバタ弁の売り上げ拡大を図るとしている。
管材新聞 2018年5月9日 第1737号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
クレアフォームジャパン パイプライン経年劣化の測定・評価ソフト発売
3Dスキャニング測定ソリューションと3Dエンジニアリングサービスの業界最大手、クレアフォーム(本社・
-
-
アズビル金門・三好不動産・NTT西日本 検針業務の「LoRaWANTM」有用性検証
アズビル金門、三好不動産、西日本電信電話九州事業本部は5月1日、LPWAネットワーク「Fukuoka
-
-
荏原製作所 ブラジルの2子会社統合 生産・販売体制強化
荏原製作所は、ブラジルのポンプ子会社2社を統合し、「エバラ・ポンプ・サウス・アメリカ」に改称した。
-
-
LIXIL 上海にアジア最先端の研究開発拠点
LIXILは、中国・上海ビジネスパーク内にアジアの研究開発拠点の中心となる施設をこのほど新設した。同
-
-
2015年度下請法違反指導件数 6年連続過去最多を更新
公正取引委員会がこのほど公表した2015年度の下請法違反による指導件数は5980件(別に勧告4件)で
-
-
国交省 公共工事労務単価 平均2.8%引き上げ 6年連続の上昇 配管工は2.4%上昇
国土交通省はこのほど、3月から適用する公共工事設計労務単価を全職種全国平均(1万8632円)で昨年3
-
-
日立金属 高耐食ニッケル基合金を金属粉末化、積層造形に成功
日立金属はこのほど、金属3Dプリンター用に高耐食ニッケル基合金「MAT21®」を金属粉末化、それを用
-
-
16年度上期建設工事受注 前年度比4%増 土木工事が好調
国土交通省の建設工事受注動態統計調査による2016年度上半期(4~9月)の建設工事受注額は、前年同期
-
-
東日製作所 最新カタログ「東日トルク機器総合製品案内2018.03」発行
東日製作所はこのほど、最新カタログ「東日トルク機器総合製品案内2018.03」の無料配布とPDFダウ
-
-
TOTO中経営計画「WILL2022」を策定 経営とCSRの一体化推進 22年度に売上高7200億円・営業利益800億円目指す
TOTOは10月30日、経営とCSRの一体化のさらなる推進を図り、2022年度に売上高7200億円、






