給工財団 熊本地震の給水装置 被害状況調査委設置
公開日:
:
業界ニュース
給水工事技術振興財団は5月21日、熊本地震給水装置被害状況調査報告書作成委員会を設置した。調査資料をもとに被害状況調査報告書を作成し、給水管の耐震性向上に寄与することを目的としている。
同財団は、厚生労働省が策定した新水道ビジョン(2013年3月策定)の実現方策に「道路内給水管(分岐から水道メーター間)の耐震性の向上」が示されることを踏まえ、熊本地震で被災した8水道事業者(熊本県熊本市、阿蘇市、宇城市、甲佐町、益城町、御船町、南阿蘇村、大津・菊陽水道企業団)を訪問し応急復旧工事資料の提供を受けて給水管の被災状況のデータベース化に努めてきた。それをもとに、今回、調査報告書作成委員会を設置して被害箇所、原因、対策などを討議し「熊本地震給水装置被害状況調査報告書(案)」を作成する。
初回の委員会冒頭、財団の専務理事は、同財団が東日本大震災について同様の報告書を作成・公表した実績も踏まえ、被害状況報告の作成の重要性を強調した。また、熊本地震での事例の詳細の把握が困難であるとしつつ、国庫補助対象となったことを踏まえて情報収集に努め、東日本大震災の被災状況との違いも明らかにしながら今後の被災軽減に役立てていきたいと述べた。東日本大震災の被害状況調査報告書作成委員会でも委員長を務めた委員長は、調査内容を吟味し関係者が議論を深め、教訓として将来にわたり活用できる報告書をとりまとめたいと抱負を述べた。
管材新聞 2018年6月6日 第1740号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
荏原 伯のポンプ企業買収 南米市場で事業拡大
荏原製作所はこのほど、ブラジルのポンプメーカーを買収したと発表した。南米市場でのポンプ事業拡大が狙い
-
大空衛 配管コンテスト開催
大阪空気調和衛生工業協会主催の第8回配管技能コンテストが8月20日、大阪府東大阪市の府立東大
-
パロマ オランダのボイラー・給湯器メーカーを買収 欧州市場に進出
パロマが100%出資する米国子会社の「Paloma Rheem Global, Inc.」(ジョージ
-
荏原製作所 ブラジルの2子会社統合 生産・販売体制強化
荏原製作所は、ブラジルのポンプ子会社2社を統合し、「エバラ・ポンプ・サウス・アメリカ」に改称した。
-
東日製作所 「ねじ締めトラブル解決セミナー」開催
東日製作所は9月14日、東京コンファレンスセンター品川で「ねじ締めトラブル解決セミナー」を開催した。
-
15年度機械工業生産 若干上方修正
日本機械工業連合会は、2015年度の機械工業生産改訂見通しを前年度比3.3%増の72兆5514億円と
-
「エコ対応の管材」 光明製作所 レンタルシステム『リユーズシステム』
環境負荷の低減・リサイクルの推進・おいしい水・経費削減を解決する画期的な仮設配管資材レンタルシステム
-
癒しのトイレ研究会 トイレの安全対策など学会で発
TOTO、ダイキン工業など6社で構成する「癒しのトイレ研究会」は、11月21・22日両日に東京ビッグ
-
TOTO 「トイレ川柳」募集中
TOTOは、トイレにまつわるエピソードや想いを5・7・5の言葉に乗せて表す「トイレ川柳」を8
-
中小製造の設備投資 減退傾向強まる
日本政策金融公庫(日本公庫)がこのほどまとめた中小製造業設備投資動向調査で2016年度設備投資(当初
PC
- PREV
- 昭和バルブ製作所 バルブ製品値上げ
- NEXT
- TOTO タイにウォシュレット量産工場を新設