14年度下期リフォーム受注、7%減 管工事業は住宅で急回復
公開日:
:
業界ニュース
国土交通省がこのほどまとめた2014年度下半期(13年10月~14年3月)の建築物リフォーム・リニューアル工事受注額は前年同期比7%減の4兆8492億円となり、12年度下期(前年同期比11%増)、13年度下期(同10%増)から一転、減少した。ウエートの高い「非住宅」関連工事での受注が落ち込んだ。「住宅」関連工事は前年同期が消費増税前の駆け込みで大きく増加していたこともあって大幅減少となった。本紙関連の管工事業は住宅関連で大幅に増加し、非住宅関連でも堅調に推移した。
調査は元請としての建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高と、各月の最初に受注した工事2件の個別工事内容を調査し推計した。それによると、「住宅」関連工事の受注額は前年同期比17%減の1兆7970億円にとどまり、下半期としては09年度以来、5年ぶりの減少となった。下半期の推移をみると、12年度は前年同期比13%増、13年度は消費増税前の駆け込み需要で39%の大幅増となっていた。14年度は駆け込み需要の影響がなくなっただけで、11年度の水準は上回っている。
「住宅」関連工事の受注額を業種別でみると、主力の建築工事業(9%減)が振るわず、土木工事業(73%減)と職別工事業(70%減)は大きく落ち込んだ。管工事業(47%増)は好調に推移し、電気・機械器具設置工事業(3.9倍)は飛躍的に伸び、一般土木建築業(21%増)も順調だった。
「住宅」分野での管工事業の受注額は、10年度下半期(72%増)、11年度同(44%増)、12年度同(70%増)の下期3期連続増から13年度同は67%減と落ち込んだが、14年度下半期は大きく持ち直した。
管材新聞 2015年12月9日 第1651号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
18年度 エコジョーズ堅調推移予測
日本ガス石油機器工業会はこのほど2018年度のガス機器需要(出荷)について、エコジョーズが台数で前年
-
-
17年度設備投資計画 大企業で6年連続増加
日本政策投資銀行がまとめた大企業(資本金10億円以上)の全国設備投資計画調査結果(6月調査)によると
-
-
ブリヂストン サイホン排水システム 水まわりの設計自由度が向上
ブリヂストンは、水が落ちることで引く力が発生するサイホンの原理を利用した新しい排水システム「スマート
-
-
15年度機械工業生産 若干上方修正
日本機械工業連合会は、2015年度の機械工業生産改訂見通しを前年度比3.3%増の72兆5514億円と
-
-
2016年度 下請法違反指導件数 7年連続で過去最多更新
公正取引委員会がこのほど公表した2016年度の下請法違反による指導件数は6302件(別に勧告11件)
-
-
カクダイ副社長「商品力向上セミナー」
「経営者と社員との間に溝があると何もできない。愛社精神を育むことがオモシロイ商品開発につなが
-
-
モノタロウ 茨城に大型物流拠点建設
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ)は、茨城県笠間市に約50万アイテムの商品
-
-
モノタロウ 40万点が当日出荷可能に
工業用間接資材通信販売最大手のMonotaRO(モノタロウ http://www.monotaro.
-
-
産総研 路面掘削せず水道管の腐食リスクを推定
産業技術総合研究所(産総研)地圏資源環境研究部門の物理探査研究グループ・神宮司元治主任研究員はこのほ
-
-
17年度の建築着工面積伸び悩む
国土交通省はこのほど、2017年度の建築着工統計調査結果を発表した。それによると、全建築物の着工床面
PC
- PREV
- この溶接のポスターがヤバい
- NEXT
- 配管工は0.3%不足 8職種全体傾向は50ヶ月連続不足