クボタケミックス 5月21日 塩ビ管・ポリオレフィン管、平均15%以上値上げ
クボタケミックスは4月10日、塩化ビニル管、ポリオレフィン管類を5月21日出荷分から値上げすると発表した。
改定幅は、
▽塩化ビニル管・平均15%以上
▽ポリオレフィン管類・平均15%以上
▽継手類・平均10%
▽その他関連製品・平均10%
同社によると、樹脂メーカー各社が昨年末以降に同社製品の主原料である塩ビ樹脂・ポリオレフィン樹脂価格について、原油・ナフサ価格の高騰、人件費や物流費の上昇、老朽施設の維持・更新コストの増加、内外価格差の是正などの理由で値上げを打ち出した。同社はこれに対し、需要低迷が続く国内市場環境を考慮し受け入れ困難との姿勢で交渉してきたが、塩ビ樹脂・ポリオレフィン樹脂などに品薄感が出て原材料調達面で支障が生じる可能性が顕在化したと評価し、原材料の安定調達体制を維持するため値上げを受諾したという。
同社は抜本的なコストダウンを継続して推進するが、原材料に加えて国内物流費やエネルギーコストの上昇も大きく、自助努力で吸収できる限界を超えたとして製品の値上げに踏み切った。
管材新聞 2018年4月25日 第1736号より抜粋
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