16年度上半期産業機械 8.7%減少 ポンプ内需は5.3%増 環境装置28%の大幅増
公開日:
:
業界ニュース
日本産業機械工業会(産機工)がまとめた2016年度上半期(4~9月)の産業機械受注額は前年同期比8.7%減の2兆1430億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。内需は3.7%減の1兆4235億円、外需は17.2%減の7177億円であった。「ポンプ」(6.0%減)、「送風機」(16.8%減)とも前年同期を下回ったが、ポンプの内需は5.3%増加した。
産業機械受注額を内需でみると、製造業は「鉄鋼」「情報通信機械」「造船」の減少により9.6%減の5280億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては4期ぶりに前年同期を下回った。非製造業は「建設」「電力」「運輸.郵便」の減少により9.3%減の4214億円となり、年度上半期としては2年連続、年度半期としては2期ぶりに前年同期を下回った。
民需の合計では9.5%減の9495億円となり、年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては7期ぶりに前年同期を下回った。
官公需は地方公務が増加し、12.8%増の3256億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を上回った。代理店は5.4%増の1501億円で年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。
業種別の受注動向をみると、民間製造業で増加したのは17業種中6業種。受注額が大きい業種では「化学工業」が7.1%減、「石油・石炭」は32.0%減、「鉄鋼業」8.4%増、「情報通信機械業」12.0%減、「その他製造業」は14.4%減。
民間非製造業は受注額が大きい「卸・小売業」が2.7%減、「運輸業.郵便業」54.7%増、「電力業」16.6%増、「その他非製造業」0.9%増。「建設業」は17.7%減の3億700万円だった。
官公需は「運輸業」12.7%増、「防衛省」5.7%減、「国家公務」9.6%増、「地方公務」19.7%増、「その他官公需」7.3%減。代理店は3.2%増の348億2600万円。
外需は大きく落ち込み32.7%減の356億800万円で、全体では1673億5800万円(6.0%減)だった。
「送風機」は外需の減少により16.8%減の114億円となり、年度上半期としては4年ぶり、年度半期としては5期ぶりに前年同期を下回った。
管材新聞 2016年12月7日 第1686号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
建産協 「カタらボ」機能拡充など活動強化
日本建材・住宅設備産業協会(建産協)は7月14日、報道機関向けの情報交換会を開催し、主要事業である電
-
-
日本バルブ工業会 「環境バルブ」ラベルデザイン決定
日本バルブ工業会は、今年度開始の「環境配慮バルブ登録制度」のラベルデザインを決定しました。 昨
-
-
中小製造業の投資意欲増大傾向続く
日本政策金融公庫(日本公庫)がこのほどまとめた中小製造業設備投資動向調査結果によると、2019年度に
-
-
15年第3・第4四半期 住宅リフォーム好調
矢野経済研究所は、2015年第3および第4四半期の国内住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査結
-
-
タカラスタンダード第2四半期決算 新築・リフォームとも中高級品好調で増収増益 不透明な市況ふまえ通期予想は据え置き
タカラスタンダード(社長渡辺岳夫氏)が11月5日発表した2020年3月期第2四半期決算(4月1日~9
-
-
キッツ 長坂工場に直用水素ステーションを完成 燃料電池車を社用車として活用
キッツは4月6日、同社長坂工場(山梨県北杜市)に直用として建設していたパッケージユニットを用いた水素
-
-
今年度中小企業の設投計画 前年度と同水準維持
中小企業で2019年度に国内設備投資を計画(19当初計画)する企業の割合は、18年度の当初計画(18
-
-
昨年度設備工事受注0.8%減少と低迷 民間「管工事」7年連続増
国土交通省がこのほどまとめた2016年度の設備工事3業種(電気・管・計装工事の各主要20社)の受注額
-
-
LIXIL ケニア企業に技術を譲渡 世界の衛生環境改善めざす
LIXILはこのほど、同社が約10年かけて開発した持続可能な衛生ソリューション「グリーントイレシステ






