岡谷鋼機など 清掃対象物を収集するロボット「TOギャザー」開発
岡谷鋼機は、竹中工務店と共同で作業所や工場などの作業員の負担軽減策として、自動的に清掃対象物をかき集めるロボット「TOギャザー」を開発した。
「TOギャザー」は、作業所の床上にある清掃対象物をかき集めるロボットで、あらかじめカラーコーンで指定した四角形の清掃領域内の一カ所に清掃対象物を集めることができる。
四隅に置かれたカラーコーンをレーザースキャナで検出して清掃領域を判断し、移動経路を自動生成する。これまで耐火被覆工事では、床上に落下した材料を作業終了時に人が清掃していたが、1日の作業時間の約20%を清掃作業に費やす重労働であり、作業所の労働環境を改善するために自動清掃ロボットが要望されていた。
従来の吸引型清掃ロボットでは、吸引対象物の量が多く、すぐにタンクが満杯になり、効率が悪く、余計な人手もかかっていた。この清掃ロボットを作業時間中に随時作動させることで、作業後に一カ所に集められた材料を人手で集積・清掃できるため、清掃時間を半減することを目標としている。清掃スピードは清掃領域100平方メートルで、範囲を30分以内(参考)でかき集めることが可能。
同社は今後、竹中工務店やレンタル会社と共同で、開発した自律走行かき集めロボットの試行と改良を重ね、10月を目途にレンタル、販売を開始する予定。
管材新聞 2017年10月11日 第1717号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
クボタ 下水道水処理施設で初のPFI事業に参画
クボタは、大阪市下水道の水処理施設で全国初となるPFI事業に参画すると発表した。同社が出資・参画する
-
-
因幡電機産業 因幡電工事業部 被覆銅管とスリムダクトSDシリーズ 価格改定
因幡電機産業 因幡電工事業部(本部・東京都港区)は、4月1日出荷分より冷媒被覆銅管とスリムダクトSD
-
-
日商調べ 中小の設備投資意欲増大
日本商工会議所が5月の早期景気観測(LOBO)調査に付帯して会員中小企業に行った「2017年度設備投
-
-
9月新設住宅着工、7カ月連続増 持家・貸家各5カ月連続増、分譲住宅は再び減
国土交通省が発表した9月の新設住宅着工戸数は、前年同月比2.6%増(7カ月連続増)の7万7872戸と
-
-
15年度建設工事完工高 5年連続の増加 管工事業は2ケタ増
国土交通省がまとめた2015年度の「建設工事施工統計調査」結果によると、総合工事業、職別工事業、設備
-
-
JFE継手 パイプニップル価格改定
JFE継手は、3月1日出荷分よりパイプニップルの価格改定を実施する。 原材料である鋼管の価格高
-
-
4~6月期景況判断 全産業で「下降」超
内閣府、財務省がこのほど発表した4~6月期の法人企業景気予測調査(第53回調査)結果によると、現状の
-
-
昨年のバルブ生産額 5年連続の増加
2018年(暦年)のバルブ生産高(経済産業省まとめ)は、生産金額、生産重量とも前年を上回り、金額は5
-
-
17年度 中小企業の設備投資 7年連続増加へ
中小企業で2017年度に国内設備投資を計画(17当初)する企業の割合は、16年度の当初計画(16当初
-
-
住宅リフォーム市場 毎年6兆円の需要創出
矢野経済研究所はこのほど、国内住宅リフォーム市場の調査結果を発表した。それによると、2017年の住宅
PC
- PREV
- 日栄インテック アグリ・ビジネス・ジャパンで植物工場などが注目
- NEXT
- 「鋼管技術研究会」設立