日立金属 高耐食ニッケル基合金を金属粉末化、積層造形に成功
日立金属はこのほど、金属3Dプリンター用に高耐食ニッケル基合金「MAT21®」を金属粉末化、それを用いた金属積層造形のプロセス条件を見出し、造形に成功したと発表した。半導体製造装置や化学プラントなど高い耐食性が要求される部材で積層造形によるニアネットシェイプで提供が可能となり、信頼性向上や長寿命化、低コスト化が期待できる。
同社は、中長期の先端材料研究開発テーマの推進を目的とする研究所「グローバル技術革新センター」で、材料技術・製品における脅威と機会の両面を視野に入れた中長期研究テーマに注力、同社の次世代を担う新事業の創生を推進している。その一例として金属積層造形用の金属粉末の開発に取り組み、今回、高耐食ニッケル基合金「MAT21®」の金属粉末化とその造形に成功した。
同社安来工場で真空ガスアトマイズ法を用いて「MAT21®」を金属粉末化。その粉末をGRITで金属積層造形し評価した結果、「MAT21®」鍛圧材と同等の耐食性を持ち、かつ強度と硬度に優れることを確認。高い耐食性を維持したまま金属積層造形ならではの自由な設計や周辺部品との一体化、ニアネットシェイプでの提供が可能になり、半導体製造装置や化学プラント用部材の信頼性向上や長寿命化、低コスト化が期待できる。
管材新聞 2019年2月13日 第1764号より抜粋
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