昨年度 大手建設50社受注額 6.5%増、3年連続増加
公開日:
:
業界ニュース
国土交通省がまとめた2018年度の建設大手50社の工事受注総額は、前年度比6.5%増の15兆8590億円と、16年度(4.0%増)、17年度(0.7%増)に続いて増加した。
工事受注総額のうち国内建設工事は6.0%増の15兆2102億円で、17年度(0.9%減)の低迷から盛り返した。
民間工事はサービス業、製造業、不動産業などが増加し、8年連続増となり全体を押し上げた。製造業が12.3%増の2兆4410億円で17年度(15.6%増)に続いて増加したほか、主力の非製造業が15.2%増の9兆1858億円で、17年度(2.8%減)の低迷から増加に転じた。
発注者別にみると、サービス業、製造業、不動産業などが増加し、電気・ガス・熱供給・水道業、卸売業、小売業、金融・保険業などが減少した。
公共機関は15.0%減の3兆1126億円で2年連続の減少となった。うち、「国の機関」は15.9%減の2兆1051億円で3年ぶりに減少し、「地方の機関」は13.0%減の1兆76億円で2年連続して減少した。
国内外受注額を工事種類別にみると、「建築」は11.2%増の11兆581億円で、8年連続の増加となった。教育・研究・文化施設、住宅、医療・福祉施設などが増加し、宿泊施設、建築その他が減少した。
「土木」は3.0%減の4兆8009億円で3年ぶりに減少した。治山・治水、鉄道、電線路などが増加し、上下水道、土地造成、土木その他が減少した。
海外受注高は、17.2%増の6488億円で、2年連続増加した。うち建築は2.3%減の2642億円、土木は35.8%増の3846億円であった。
管材新聞 2019年6月26日 第1776号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
日本DIY協会 29~31日にDIYショウ
日本DIY協会 29~31日にDIYショウ 日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会(会長稲葉敏幸
-
-
日立建機など 管工事向け小型締め固め機械2機種発売
日立建機と同社子会社、日立建機カミーノはこのほど、管工事や道路補修工事で威力を発揮する小型の締め固め
-
-
日本レストルーム工業会 トイレ操作パネルの標準ピクトグラムを策定 今年の新製品から導入
日本レストルーム工業会は1月17日、温水洗浄便座の操作パネルのピクトグラム(絵記号)を標準化したもの
-
-
2017年 住宅リフォーム市場回復
2017年の住宅リフォーム市場は5兆7500億円、前年比2%増となり、前年までの3年連続減から回復に
-
-
17年度リフォーム 少・高額の両極化 「住設の変更」多い
住宅リフォーム推進協議会(リ推協)はこのほど、2017年度住宅リフォーム実例調査の結果を公表し、工事
-
-
給工財団 東日本震災 「被災状況報告書」作成
給水工事技術振興財団(給工財団)は10月20日、東日本大震災給水装置被害状況調査報告書が完成し、頒布
-
-
東日製作所 最新カタログ「東日トルク機器総合製品案内2018.03」発行
東日製作所はこのほど、最新カタログ「東日トルク機器総合製品案内2018.03」の無料配布とPDFダウ
-
-
水道管の耐震化 14年度末 全国平均36%
厚生労働省がこのほどまとめた2014年度末(15年3月末)時点の水道管耐震適合率は全国平均で36.0
-
-
国交省 下請取引実態調査
国土交通省がこのほど公表した2015年度「下請取引実態調査」によると、建設工事を下請負人に発注したこ
-
-
PVCデザインアワード 作品・製品募集中 優秀作を11月表彰
ソフトPVC(軟質塩ビ)関連4団体(日本プラスチック製品加工組合連合会、日本ビニール商業連合