パロマ オランダのボイラー・給湯器メーカーを買収 欧州市場に進出
公開日:
:
業界ニュース
パロマが100%出資する米国子会社の「Paloma Rheem Global, Inc.」(ジョージア州アトランタ)は5月31日付けで、オランダのボイラー・給湯器メーカー「Intergas Verwarming B.V.」(クーフォルデン、以下「IV社」)の全株式の取得し、買収した。
同社グループは、グローバルな温水事業を中核事業の一つとして、日本の国内市場を基盤に、海外では米国、豪州、南米等を中心に事業を拡大しており、欧州市場での初の拠点として今回の買収を実行した。
IV社は、欧州の家庭用高効率ボイラー・給湯器市場で高いブランド力と先進的な製品を有するオランダのトップメーカー。創業は1939年で、19年の売上高(予想)は1億8200万ユーロ。国内シェアは40%。欧州の家庭用市場で主流であるガスのコンビボイラー(給湯暖房器)を中心に、給湯器、暖房機を製造・販売し、英国等の欧州市場のほか、北米市場にも事業拡大を進めている。
同社はIV社を傘下にすることにより、「製品や市場の拡大のみならず、技術開発や生産・調達面においても大きなシナジー効果をグループとして実現できる」と考えている。
管材新聞 2019年6月26日 第1776号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
昨年のバルブ生産金額 2年連続増加
2015年のバルブ生産高(経済産業省まとめ)は生産重量こそ前年実績を下回ったが、生産金額は微増ながら
-
-
DIY協会 創立40周年の2020年に記念事業を展開
日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会は6月2日、一般社団法人化後4回目の通常総会を第一ホテル東京(東京都
-
-
「エコ対応の管材」 南国フレキ工業 フレキシブルメタルホース
RoHS指令に適合した環境対応製品の「フレキシブルメタルホース」シリーズ。 耐熱・耐圧
-
-
IDE研究所分析 設備配管の管種選定動向 樹脂ライニング管が依然高シェア
配管の研究調査と鋼管業界への支援活動を推進しているIDE研究所はこのほど、商業建築の空調衛生設備配管
-
-
16年度建設投資 1.6%増の51兆7700億円
国土交通省はこのほど、2016年度の建設投資を前年度比1.6%増の51兆7700億円とする見通しを発
-
-
18年度 下請法違反指導件数 9年連続で過去最多更新
公正取引委員会がこのほど公表した2018年度の下請法違反による指導件数は7710件で、過去最多を9年
-
-
パナソニック インドで住宅部材事業を本格展開
パナソニックは、10月からインド市場でシステムキッチンなどのを販売を開始し、住宅部材事業の本格的展開
-
-
18年上半期管材生産 大方の品種で堅調
主要管材製品の2018年上半期(1~6月)の生産高(経済産業省機械統計ほか)は、大方の品種で前年実績
-
-
16年度上半期 輸出船の契約激減
日本船舶輸出組合がこのほどまとめた2016年度上半期(4~9月)の輸出船契約実績は約148万5000
-
-
エンジニア 「ポンプラザウルス」好評拡販
頭のつぶれたネジを外す工具「ネジザウルス」で知られる作業工具メーカー、エンジニア(本社・大阪市東成区