15年度上期建設工事受注 前年度比7%増 建築・建築設備堅調
公開日:
:
業界ニュース
国土交通省の建設工事受注動態統計調査による2015年度上半期(4~9月)の建設工事受注額は、前年同期比7%増となった。「土木工事」は減少したが、「建築工事・建築設備工事」が順調に増加し、「機械装置等工事」も堅調に推移した。
同省が建設業許可業者(約48万業者)の中から約1万2000業者を対象に毎月行っている調査を半期でまとめた。それによると、建設工事受注額は40兆8255億円、前年同期比7%の増加となった。建築工事・建築設備工事が26兆498億円、14%増となったほか、機械装置等工事も3兆9473億円、8%増とまずまずの水準をキープした。土木工事は10兆8283億円、7%減少した。
受注のうち元請受注額は27兆6213億円で4%増加した。内訳をみると、公共機関からの受注工事が7兆7015億円で15%減少したのに対し、民間からの受注工事が19兆9197億円で14%増加し、全体を押し上げた。
下請受注額は13兆2042億円で14%の増加。土木工事が3兆8425億円、7%増、建築工事・建築設備工事が8兆935億円、17%増、機械装置等工事が1兆2681億円、14%増と各工事とも順調に伸びた。
上期の受注額のうち、1件5億円以上の民間からの建築工事・建築設備工事の受注額は4兆4172億円で20%増加した。受注額の多い不動産業からは1兆6114億円で42%の大幅増、サービス業からも1兆1416億円で16%増と堅調に推移した。製造業からは7751億円で27%増、運輸業・郵便業からは3578億円で4%増、卸・小売業からは2316億円で1%減となった。
また、1件500万円以上の民間からの土木工事及び機械装置工事の受注額は2兆8853億円で11%増加した。主力の製造業からの受注は1兆195億円で26%増、運輸業・郵便業からは4053億円で2%増となった。電気・ガス・熱供給・水道業からは7476億円で8%減となった。
管材新聞 2015年11月25日 第1649号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
建設投資 15・16年度とも減少 新設住宅は堅調推移
2015年度の建設投資は前年度(見込み)比3.2%、16年度は同(見通し)比1.9%、いずれも減少す
-
-
日本バルブ工業会 バルブフォト五七五募集
日本バルブ工業会は、「バルブは生活、産業を支える重要機器であり、一般の認識を高めたい」として3月21
-
-
TOTO 台付シングル混合水栓「GO」が最優秀賞デザイン賞
TOTOの台付シングル混合水栓「GOシリーズ」が、世界的に権威のある「レッドドット・デザイン賞」(主
-
-
〈新製品〉TOTO “気持ちいい”を科学 新「サザナ」
TOTO(社長喜多村円氏)は、戸建向けシステムバスルーム『sazana(サザナ)』をフルモデルチェン
-
-
今年度機械工業生産微増
今年度機械工業生産微増 日本機械工業連合会はこのほど、2019年度の機械工業生産額を前年度実績
-
-
配管工は0.4%不足 8職種全体傾向は46カ月連続不足 4月の建設労働需給
国土交通省がまとめた4月の建設労働需給調査結果によると、配管工は前月(0.5%不足)から0.1%縮小
-
-
〈日邦バルブ②〉菅原社長インタビュー
新製品の戸別減圧弁ユニット「RVD―U」の開発の経緯・今後の取組み・展開ついて伺った。 ―今回
-
-
TOTO ネオレストCMがW受賞 ベン親子が好評
TOTOが15年1月から全国放映しているウォシュレット一体形便器「ネオレスト AH/RH」の
-
-
フローバル 絶縁工具セット販売開始
継手・バルブ・ホース金具など配管部品専門商社のフローバルはこのほど、電設工事作業で使用頻度の高い絶縁
-
-
14年度設備工事受注 4年連続の増加 民間「管工事」堅調
国土交通省がまとめた2014年度の設備工事3業種(電気・管・計装工事の各主要20社)の受注額は、前年






