「住み替えよりリフォーム」8割超え LIXIL調べ
政府が打ち出した「中古住宅流通市場・リフォーム市場の規模を20兆円まで倍増」計画に則った施策が充実するなか、リフォーム需要のさらなり高まりが期待されている。
そこでLIXILは、12年以降に住宅リフォームを行った30~60代の男女400人を対象に実態を調査。これによると、95.3%が実施したリフォームに満足、「住み替えよりリフォームで快適に暮らしていきたい」と考えている人が81.5%にのぼった。また、中古住宅取得者の約15%が住み始める前にリフォームをしていることが分かった。
満足だと感じる理由は「住みながらできたから」が50.7%でトップ。「予定どおりの予算でできた」も43.6%で高い比率となった。この結果を同社は「最近のリフォーム用商品は機能の高さ、デザイン性も優れているが、施工性や施工技術なども向上し、住みながらのリフォームや1日で工事が完了する商品などもあることが『満足』につながっていると考えられる」と分析している。
また、リフォームによる変化は「気持ちのリフレッシュ」が約半数(48.5%)を占め、「汚れにくくなり、掃除をする頻度が少なくなった」(26.5%)、「掃除の手間がかからなくなった」(24.8%)「光熱費などの費用が削減できた」(19.0%)など家事や家計面でのメリットを上回った。このほか、「お風呂に入る時間が長くなった」「家で過ごす時間が長くなった」という意見もあり、リフォームによって自宅での暮らしを楽しんでいる様子がうかがわれる。
管材新聞 2016年3月23日 第1661号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
国交省 公共工事基準賃金引き上げ 全国平均で4.9% 配管工は1.3%上昇
国土交通省は、2月から適用する公共工事設計労務単価(労務単価)を全職種全国平均で昨年2月比4.9%引
-
-
17年度 中小企業の設備投資 7年連続増加へ
中小企業で2017年度に国内設備投資を計画(17当初)する企業の割合は、16年度の当初計画(16当初
-
-
給工財団 給水装置被害状況調査委を設置 東日本震災の被災状況とりまとめ
給水工事技術振興財団はこのほど、東日本大震災給水装置被害状況調査委員会を設置した。同委員会は、調査資
-
-
タカラスタンダード第2四半期決算 新築・リフォームとも中高級品好調で増収増益 不透明な市況ふまえ通期予想は据え置き
タカラスタンダード(社長渡辺岳夫氏)が11月5日発表した2020年3月期第2四半期決算(4月1日~9
-
-
LIXIL 災害時対応の公共トイレ発売
LIXILは、災害時に普段と同じように使える公共トイレ「レジリエンストイレ」を4月1日に発売した。価
-
-
25年の空調機器市場 16年比22%増へ
総合マーケティングビジネスの富士経済はこのほど、冷媒規制が一段と強化されることにより新たな対応が必要
-
-
水道管の耐震適合率 17年度末 全国平均39.3%
厚生労働省がこのほどまとめた2017年度末(18年3月末)時点の水道管耐震適合率は、全国平均で39.
-
-
15年度下期 リフォーム受注、堅調さ取り戻す 管工事業は非住宅で大幅増
国土交通省がこのほどまとめた2015年度下半期(14年10月~15年3月)の建築物リフォーム・リニュ
-
-
LIXIL住生活 高齢者の住まい探し相談サイト開設
LIXIL住生活ソリューションは、高齢者の住まい探しをサポートする老人ホーム・介護施設の検索・相談サ
-
-
エンジニア ポンプラザウルス「経産省製造産業局長賞」受賞
エンジニアの水回り用プライヤー「ポンプラザウルス」が2018年日本DIY商品コンテスト「新商品部門」