アズビル金門・三好不動産・NTT西日本 検針業務の「LoRaWANTM」有用性検証
アズビル金門、三好不動産、西日本電信電話九州事業本部は5月1日、LPWAネットワーク「Fukuoka City LoRaWAN」を活用した実証実験を開始した。
集合住宅1棟の全戸に設置するスマート水道メーターからの「Fukuoka City LoRaWAN」を通じたデータ取得の正確性を確認、遠隔検針による不動産管理業務の効率化に向けた検証を行う。
近年、あらゆるモノがインターネットを通じてつながるIoTは、産業や社会など様々な分野に急速に広がり、ビジネスモデルや人々の暮らしを大きく変革することが期待され、リアルタイムでの情報収集や遠隔制御等が行えるようになってきた。福岡県最大の賃貸管理戸数を持つ三好不動産とIoT技術を用いた新ビジネス創出をめざすNTT西日本は、IoTを活用した不動産管理業務の効率化などの課題解決について検討を進めてきた。一方、アズビル金門はスマート水道メーターの普及をめざし、「LoRaWAN」ネットワークを用いた実証実験フィールドを求めていた。そこで3者がそれぞれの強み・得意分野を生かし協業で、水道メーターの自動検針実証を行うこととなった。
三好不動産が管理する賃貸物件における私設のスマート水道メーターから「Fukuoka City LoRaWAN」を通じて検針値を送信。受信した検針値をもとに水の流量などを可視化。またデータの欠損が生じた場合には、アラートを通知。三好不動産は「視える化」されたデータをもとに検針作業を実施。アズビル金門は「視える化」されたデータと現地のスマート水道メーターの値を突合、情報に差分がないことの確認及び、データの欠損等の状況を確認、「LoRaWAN」通信モジュールの調整を行なう。
管材新聞 2018年5月16日 第1738号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
10月新設住宅着工、2カ月ぶり増 持家2カ月ぶり・分譲住宅3カ月連続増、貸家2カ月連続減
国土交通省が発表した10月の新設住宅着工戸数は、前年同月比0.3%増(2カ月ぶり増)の8万3330戸
-
-
LIXIL ケニア企業に技術を譲渡 世界の衛生環境改善めざす
LIXILはこのほど、同社が約10年かけて開発した持続可能な衛生ソリューション「グリーントイレシステ
-
-
トラスコ中山 AIによる商品検索サービス開始
トラスコ中山は、AIによる対話型商品検索ツール「トラスコ AIオレンジレスキュー」のサービスをこのほ
-
-
2月新設住宅着工、3カ月連続増 持家5カ月連続増 分譲住宅7カ月連続増ながら貸家6カ月連続減
国土交通省が発表した2月の新設住宅着工戸数は、前年同月比4.2%増(3カ月連続増)の7万1966戸と
-
-
日立ソリューションズ 住宅設備・資材卸向け販売管理ソリューションSaaS型 無償トライアル受付中
日立ソリューションズの「FutureStage SaaS型 住宅設備・資材卸向け販売管理ソリューショ
-
-
建機需要 19年度2兆4902億円、2%増 国内増、輸出堅調
日本建設機械工業会(建機工)はこのほど、建設機械需要の2018年度見込および19年度予測(本体出荷金
-
-
メタウォーター 米の上下水道エンジ買収
メタウォーターは、米国の上下水道エンジニアリング企業「Aqua-Aerobic Systems,In
-
-
18年上半期管材生産 大方の品種で堅調
主要管材製品の2018年上半期(1~6月)の生産高(経済産業省機械統計ほか)は、大方の品種で前年実績
-
-
キッツ第2四半期決算、減収減益 国内外ともバルブが減収、伸銅品も減収
キッツ(社長堀田康之氏)が10月30日発表した2020年3月期第2四半期決算(4月1日~9月30日)
-
-
2月度産業機械 ポンプ受注14.2%減 外需増・民需微増、官公需大幅減 産業機械全体では2カ月ぶり減
日本産業機械工業会がまとめた2月の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注額は、前年同月比14