建設工事の裁判外紛争申請 7件増の133件
建設工事にかかわる裁判外紛争処理機関「建設工事紛争審査会」(中央審査会・都道府県審査会)はこのほど、2015年度の紛争取り扱い状況を公表した。
紛争審査会は、建設工事の請負契約に関する紛争を裁判によらずに簡易・迅速・妥当に解決するために建設業法に基づいて国土交通省および各都道府県に設置されているもの。中央、都道府県合わせた審査会の昨年度の申請件数は133件で前年度に比べ7件増加した。14年度まで3年連続で減少していた。あっせんが17件、調停が89件、仲裁が27件で、前年度比、あっせんが1件増加、調停が6件増加、仲裁は横ばい。
昨年度の紛争処理申請を類型別にみると、「工事瑕疵」(50件)と「工事代金の争い」(45件)が多く、以下、「下請代金の争い」(26件)、「契約解除」(5件)、「その他」(5件)、「工事遅延」(2件)の順。
工事種類別では「建築工事」(102件)が圧倒的に多く、「土木工事」(22件)、「設備工事」(5件)、「電気工事」(2件)など。
管材新聞 2016年8月10日 第1675号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
国交省 昨年度建設業法令違反増加 「社保」問題解決に注力
国土交通省は、各地方整備局などに設置している「建設業法令遵守推進本部」の2015年度活動結果を公表し
-
-
16年ポンプ7.5%減 民需微増も官公需低迷 外需は大幅減少
日本産業機械工業会がまとめた2016年(1~12月)の「産業機械受注状況調査」によると、ポンプの受注
-
-
18年度 下請法違反指導件数 9年連続で過去最多更新
公正取引委員会がこのほど公表した2018年度の下請法違反による指導件数は7710件で、過去最多を9年
-
-
クレアフォームジャパン パイプライン経年劣化の測定・評価ソフト発売
3Dスキャニング測定ソリューションと3Dエンジニアリングサービスの業界最大手、クレアフォーム(本社・
-
-
因幡電機産業 因幡電工事業部 被覆銅管とスリムダクトSDシリーズ 価格改定
因幡電機産業 因幡電工事業部(本部・東京都港区)は、4月1日出荷分より冷媒被覆銅管とスリムダクトSD
-
-
楽天、「レビューを書いたら送料無料」を禁止に
楽天では、ECモール「楽天市場」の商品レビューに関するルールを変更した。「レビューを書いたら
-
-
17年上期工場立地 件数、面積とも増加 件数は3年前水準まで回復
2017年上期(1~6月期)の「製造業等」の全国工場立地件数は前年同期比9%増加し、立地面積
-
-
中小製造業の投資意欲増大傾向続く
日本政策金融公庫(日本公庫)がこのほどまとめた中小製造業設備投資動向調査結果によると、2019年度に
-
-
9月の東京地区管材景況 売上・粗利とも停滞続く 景況感やや上向く
東京管工機材商業協同組合はこのほど、9月の「管工機材商景況動向」を発表した。景況感は、「悪い」回答が
-
-
2015年5月 ポンプ業界の動向
日本産業機械工業会(産機工)まとめの2014年度のポンプ受注額は、同上半期(前年同期比5%減)の低迷






