日立金属 配管機器事業を再編 日立バルブを簡易吸収分割
公開日:
:
業界ニュース
日立金属は7月26日、完全子会社の日立バルブの営業および開発部門を簡易吸収分割により継承し、日立バルブを日立金属ファインテックに吸収合併させ、配管機器事業を再編すると発表した。いずれの効力発生も10月1日を予定している。
同社は、配管機器事業を取り巻く環境について、省エネ対応ニーズの高まりに伴うエネルギー管理・制御など社会インフラに対する要求の高度化や、電力・ガス自由化による顧客の総合エネルギー会社への転換など大きな転換点にあると評価し、これを踏まえて多様化する顧客ニーズへの対応が喫緊の課題としている。
日立バルブはこれまで、バルブ製品の開発・製造・営業を独自に行ってきたが、今回の事業再編により、配管機器事業の全製品で製造は日立金属桑名工場または日立金属ファインテックが、営業および開発は日立金属が行う体制が整うとし、これにより経営資源の集約と意思決定のスピードアップを図るとともに開発・製造・営業の各機能を強化し顧客ニーズへの対応力を向上できるとしている。
さらに、日立金属の材料技術、多様な事業分野への製品提案力や海外拠点などを活用した安全・安心な配管システムの提案による付加価値創出とグローバルな自供展開を加速し、持続的成長を目指す。
なお、この再編による連結業績への影響はない(2018年3月期予想売上就役9500億円/調整後営業利益800億円/税引き前利益630億円/当期利益450億円)。
管材新聞 2017年8月2日 第1710号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
18年度 エコジョーズ堅調推移予測
日本ガス石油機器工業会はこのほど2018年度のガス機器需要(出荷)について、エコジョーズが台数で前年
-
-
中小企業の景況改善 昨年12月
全国中小企業団体中央会がこのほど所属する協同組合・商工組合の組合員を対象にまとめた昨年12月の景況D
-
-
1月新設住宅着工、7カ月連続増 貸家・分譲住宅の増加続くも持家減少
国土交通省が発表した今年1月の新設住宅着工戸数は、前年同月比12.8%増(7カ月連続増)の7万649
-
-
11月新設住宅着工、5カ月連続増 持家・貸家の増加続くも分譲住宅減少
国土交通省が発表した11月の新設住宅着工戸数は、前年同月比6.7%増(5カ月連続増)の8万5
-
-
14年度設備工事受注 4年連続の増加 民間「管工事」堅調
国土交通省がまとめた2014年度の設備工事3業種(電気・管・計装工事の各主要20社)の受注額は、前年
-
-
クレアフォームジャパン パイプの経年劣化や保全 状態の測定・評価ソフト
3Dスキャニング測定ソリューションと3Dエンジニアリングサービスのクレアフォームジャパンはこのほど、
-
-
ノーリツ 外国人に入浴意識調査 ハイテク機能が人気
ノーリツは、日本文化の特長のひとつである「おふろ」について、日本在住の外国人(英語話者)を対象に、入
-
-
25年の空調機器市場 16年比22%増へ
総合マーケティングビジネスの富士経済はこのほど、冷媒規制が一段と強化されることにより新たな対応が必要
-
-
昨年度 大手建設50社受注額 6.5%増、3年連続増加
国土交通省がまとめた2018年度の建設大手50社の工事受注総額は、前年度比6.5%増の15兆8590
-
-
PVCデザインアワード 作品・製品募集中 優秀作を11月表彰
ソフトPVC(軟質塩ビ)関連4団体(日本プラスチック製品加工組合連合会、日本ビニール商業連合