15年第3・第4四半期 住宅リフォーム好調
公開日:
:
業界ニュース
矢野経済研究所は、2015年第3および第4四半期の国内住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査結果を発表し、両四半期とも2ケタの増加を示した。調査期間は15年7~9月(第3)と10~12月(第4)。
調査結果によると、15年第3四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比19.3%増の1兆6406億円、第4四半期は同11.0%増の1兆9468億円といずれも好調に推移した。15年7月以降、単月ベースでも5カ月連続で前年同月を上回り、また四半期ベースでも2期連続して前年同期比増となり、同社では消費増税に伴う反動減からの回復をようやく迎えた模様であるとしている。
同調査では、15年の住宅リフォーム市場規模は前年比2.5%減の6兆5000億円。14年と比較すると、「増改築に関わる費用(10メートル超および10平方メートル以下の増改築工事)」が11.5%減と大きく落ち込むほか、「設備修繕.維持」分野も1.1%減、「家具・インテリア」も1.4%減となった。
一方、16年の住宅リフォーム市場規模は6.7~7.2兆円を予測した。17年4月の消費税の再増税を控え、16年は13年と同様、駆け込み需要が予想されるとしている。13年時、増税前の駆け込み需要はさほど大きくはないといった見方もあったが、実際には例年にない需要の集中がみられた。ただ、マイナス要因として、新築住宅や東京オリンピックに向けた工事.建設需要に伴い、住宅リフォーム向けの職人不足が考えられるとみている。
管材新聞 2016年4月6日 第1662号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
IDE研究所分析 設備配管の管種選定動向 樹脂ライニング管が依然高シェア
配管の研究調査と鋼管業界への支援活動を推進しているIDE研究所はこのほど、商業建築の空調衛生設備配管
-
-
TOTO ドイツ有数のリゾートホテルがNEORESTを採用
ドイツの著名リゾート地にあり、首脳会議なども開催される5つ星ホテル「ホテル シュロス・エルマウ」に、
-
-
中小製造の設備投資 減退傾向強まる
日本政策金融公庫(日本公庫)がこのほどまとめた中小製造業設備投資動向調査で2016年度設備投資(当初
-
-
昨年度設備工事受注0.8%減少と低迷 民間「管工事」7年連続増
国土交通省がこのほどまとめた2016年度の設備工事3業種(電気・管・計装工事の各主要20社)の受注額
-
-
10月に独で国際プラスチック・ゴム展開催
メッセ・デュッセルドルフ・ジャパンは4月19日、東京・港区のアンダーズ東京で秋にドイツで開催する国際
-
-
中小製造の設投意欲 やや上向き傾向
日本政策金融公庫(日本公庫)がこのほどまとめた中小製造業設備投資動向調査結果によると、2017年度設
-
-
TOTO 誕生から54年 ユニットバスルーム出荷1000万台突破
TOTOの「ユニットバスルーム」の累計出荷台数がこのほど1000万台を突破した。54年前に誕
-
-
今年度機械工業生産 4年ぶり減少見通し バルブ、ポンプも低迷
日本機械工業連合会は、2016年度の機械工業生産改訂見通しを前年度比0.9%減の70兆6388億円と
-
-
荏原製作所 ブラジルの2子会社統合 生産・販売体制強化
荏原製作所は、ブラジルのポンプ子会社2社を統合し、「エバラ・ポンプ・サウス・アメリカ」に改称した。
-
-
国交省 公共工事労務単価 平均4.1%引き上げ 7年連続の上昇 配管工は4.2%上昇
国土交通省はこのほど、3月から適用の公共工事設計労務単価を全職種加重平均(1万9392円)で昨年3月