25年の空調機器市場 16年比22%増へ
公開日:
:
業界ニュース
総合マーケティングビジネスの富士経済はこのほど、冷媒規制が一段と強化されることにより新たな対応が必要となるヒートポンプ機器を中心に、空調・給湯機器の市場を調査し、報告書「ヒートポンプ 温水・空調市場の現状と将来展望 2017」としてまとめた。
それによると、2025年の市場規模は、空調機器で16年比21.9%増の8兆8552億円、給湯機器で同18.6%増の1兆9250億円になる見通しとしている。
16年の空調機器市場は7兆2627億円。ルームエアコン、パッケージエアコン/ビル用マルチエアコンなどがけん引した。中国は需要の伸びが鈍化しつつあるものの、インドや東南アジアなど新興国の旺盛な需要が続き、25年の市場規模は16年比22%増が予測されとしている。
一方の給湯機器市場は16年で1兆6234億円となった。住宅向け給湯機器が燃焼式では貯湯式から瞬間式へ、電気式では電気温水器からヒートポンプ式給湯機へ移行しており、熱源を問わず高効率機器への需要が高まっている。今後、住宅向け、業務・産業向けを問わず、需要の中心となる中国で中流層以上の需要を獲得していることや、欧州で省エネ機器導入推進の政策が行われていることもあり、ヒートポンプ機器の伸びが期待されるとしている。
冷凍・冷蔵機器、輸送関連を加えた全体市場は16年で13兆4031億円、25年には16年比18.7%増の15兆9147億円が予測されるとしている。
管材新聞 2017年7月5日 第1707号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
-
14年工業統計調査結果
経済産業省の「2014年工業統計調査」で、製造品出荷額は24産業(産業中分類)中、輸送用機械器具製造
-
-
アサダ ワイヤー自動送り機能搭載「ロスピマティック」
アサダはこのほど、ワイヤー自動送り機能を搭載した排水管清掃機「ロスピマティック」を発売しました。
-
-
ユアサ商事、「Growing Navi」新ECサイト開設
ユアサ商事は、新EC(電子商取引)サイト「Growing Navi」を5月23日にオープンした。
-
-
9月の東京地区管材景況 売上・粗利とも停滞続く 景況感やや上向く
東京管工機材商業協同組合はこのほど、9月の「管工機材商景況動向」を発表した。景況感は、「悪い」回答が
-
-
17年大手建設50社受注 小幅ながら8年連続増
国土交通省がまとめた2017年(1~12月)の建設大手50社の工事受注総額は、前年比0.6%増の14
-
-
フローバル 送排水用ホース「ブルーホース」新発売
継手・バルブ・ホース金具など工業用配管部品の専門商社であるフローバルはこのほど、送排水ホース
-
-
JKK ガス管ネジ付品を5%値上げ
JFE商事鋼管販売(JKK)は、全国各拠点で在庫しているガス管類(黒ガス管、白ガス管)のネジ付品の価
-
-
TOTO 水栓金具の新マザー工場棟建設 17年秋稼働予定
TOTOは1月29日、水栓金具等を製造するTOTOアクアテクノ(福岡県北九州市)本社・小倉工場敷地内
-
-
DIY協会 創立40周年の2020年に記念事業を展開
日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会は6月2日、一般社団法人化後4回目の通常総会を第一ホテル東京(東京都
-
-
「鋼管技術研究会」設立
JFEスチール、JFE継手、シーケー金属、第一高周波工業、リケン、レッキス工業の6社はこのほど、配管
PC
- PREV
- 中小製造の設投意欲 やや上向き傾向
- NEXT
- 日商調べ 中小の設備投資意欲増大