昨年建機出荷額 内需2年ぶり減・外需2年連続増 合計では2年連続増、過去最高を更新 油圧ショベルは内需減・外需増、ミニショベルは内外需とも増
公開日:
:
業界ニュース
日本建設機械工業会がまとめた2018年(暦年)の建設機械出荷額は、前年比8.1%増の2兆7590億円で、2年連続で増加し08年の記録を更新し過去最高だった。内需は1兆円を割り込み9633億円(5.4%減、2年ぶり減)、外需は1兆7957億円(17.1%増、23年連続増)だった。水道・下水道工事などで使用されるミニショベルは内外需とも増加した。
▼建設機械2018年12月出荷実績
内需は増減5機種ずつだった。増加機種はトラクタ(1157億円、1.7%増)、ミニショベル(885億円、6.2%増)、基礎機械(429億円、9.7%増)、油圧ブレーカ圧砕機(204億円、2.1%増)、その他建設機械(700億円、6.0%増)。減少したのは油圧ショベル(2485億円、14.4%減)、建設用クレーン(1946億円、3.1%減)、道路機械(354億円、11.7%減)、コンクリート機械(275億円、6.5%増)、トンネル機械(12億円、92.3%減)と補給部品(1186億円、0.9%減)。
外需は増加6機種、減少4機種だった。増加したのはトラクタ(1842億円、5.8%増)、油圧ショベル(7582億円、22.9%増)、ミニショベル(2256億円、9.9%増)、建設用クレーン(798億円、15.4%増)、油圧ブレーカ圧砕機(99億円、10.1%増)、その他建設機械(2641億円、23.8%増)と補給部品(2431億円、16.2%増)。減少したのは道路機械(348億円、1.7%減)、コンクリート機械(11億円、31.4%減)、トンネル機械(実績なし、前年の5億円から全減)、基礎機械(39億円、42.4%減)。
油圧ショベルとミニショベルの内外需合わせた18年の出荷額はそれぞれ11.0%増の1兆7億円、8.8%増の3141億円。
なお、昨年12月の実績は、総合計2359億円(前年同月比8.2%増)で3カ月連続して増加した。内需は834億円(12.6%増、9機種が増、コンクリート機械と補給部品が減)で3カ月連続増。外需は1525億円(5.9%増、6機種と補給部品が増、3機種が減、トンネル機械は前年同月に続き実績なし。地域別では全9地域中4地域で増加)で3カ月連続増加した。油圧ショベルとミニショベルの内外需合わせた出荷額はそれぞれ7.9%増の877億円、6.0%増の285億円。
管材新聞 2019年3月20日 第1767号より抜粋
PC
最後までお読み頂き誠にありがとうございます。
お手間でなければぜひ本記事のご紹介をお願いします。関連記事
-
18年度末下水道普及率 全国平均79.3%
国土交通省がまとめた2018年度末(19年3月末)の全国下水道処理人口普及率は、前年度末比0.5ポイ
-
11月新設住宅着工、5カ月連続増 持家・貸家の増加続くも分譲住宅減少
国土交通省が発表した11月の新設住宅着工戸数は、前年同月比6.7%増(5カ月連続増)の8万5
-
ノーリツ 「おふろといえば、ノーリツ」浸透へ 6月末までキャンペーン
ノーリツは、「おふろといえば、ノーリツ」という顧客想起の向上を図ることを目的に、6月末まで二つのキャ
-
アルミ協会 品質保証のガイドライン策定
日本アルミニウム協会は3月29日開いた理事会で「品質保証に関するガイドライン」を策定した。 会
-
空調システム国内市場 19年ピークに縮小へ 富士経済調べ
富士経済はこのほど、業務・産業施設向け空調システムの国内市場を調査し、その結果を「2019年版 業務
-
17年大手建設50社受注 小幅ながら8年連続増
国土交通省がまとめた2017年(1~12月)の建設大手50社の工事受注総額は、前年比0.6%増の14
-
TOTO ベトナムに新工場建設
TOTOは、ベトナムのハノイ東側にあるフンイェン省に新工場(第3工場)を建設する。衛生陶器の
-
大・中堅企業の景況 7~9月期回復見通し
内閣府・財務省がこのほど発表した第45回法人企業景気予測調査(2015年4~6月期調査)によると、企
-
15年度上期 建物リフォーム 非住宅で大きく盛り返す住宅分野も堅調に推移 管工事業はいぜん低迷
国土交通省がこのほどまとめた2015年度上期(15年4~9月)の建築物リフォーム・リニューアル工事受
-
東日製作所 水で洗えるヘッド交換式の「防水トルクレンチ」
東日製作所は、汚れても水で洗えるヘッド交換式の防水トルクレンチ「CLWPシリーズ」を開発、このほど受